【色】 茶色 使いながら手入れをしてあげると、もっと、艶が出てきます。使い込めば使い込むほど、楽しみな茶托です。 とても、軽く、茶碗とケンカをしません。(カチンとぶつけても、金属ほどには、破損を心配しなくていいです) お点前で使われる時は、茶碗に茶托がくっつく場合がございますので、ちょっと稽古が必要です!
伝統工芸・香川漆器の独楽塗茶托です。五客セットです。
店の在庫品なので、昔のお値段のままです。日本産の「栃の木」のくりぬきです。
【大きさ】 直径 12センチ 高さ 2センチ
この値段は、現品限りです。お見逃しなく。
茶碗は、ついておりません。
香川漆器は、寛永15年(1638年)に水戸より転封してきた松平藩主頼重の庇護をうけて盛んになったといわれています。香川の漆工芸は、玉楮象谷(たまかじぞうこく)に始まりますが、象谷の遺したものには、素彫りのもの、摺漆仕上げのもの、彩漆をほどこしたものなど雅趣ただよう佳作が多く、のちに讃岐彫、象谷塗と呼ばれて、香川漆器の源流として現代に受け継がれています。
独楽塗
わが国の漆芸技法は、遠い昔、中華の国から伝え来たものです。その塗法は、唐風のものから日本の風土や、好みに適合した和風へと、時代と共に移り変わり、全国各地で独特の手法が創せられました。
特に香川漆器の蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)は、我が国漆芸界の代表的な、ぬりもので広く知られております。
独楽塗は、時を同じくして平安時代に、中国から伝来し貴族のあいだでもてはやされた「独楽」の美しさから源し、その美しい配色から一名、高麗塗(こまぬり)とも称します。
我が国服装史上、最も装飾的といわれる十二単の、袖口の美麗にもにて、その深い雅美さからは、品位がただよい、文人、茶人の方々の間で広く愛用されております。
■伝統的工芸品に指定=香川漆器
昭和51年2月、伝統的工芸品産業の振興に関する法律により香川漆器「きんま、存清、彫漆、後藤塗、象谷塗」が産地指定を受け、伝統的に受け継がれてきた技術の維持と向上のための努力を行っています。
高台が光っていますが、光の関係です。栃の木をくりぬいたあとに、漆をかけています。