みなと祭り協賛茶会 【2008年4月28日】
2008年4月28日、「尾道みなと祭り協賛茶会」が、尾道市迎賓館で行われました。
尾道市迎賓館は、昭和初期のままの和風建築と日本庭園を生かした家屋で、三癸亭売茶流のご奉仕により二席、もうけられました。
第一席は、大盆点前単式でした。10人ずつのお席で、この前の席は、外国の留学生の方が入られたそうです。和室ですが、椅子席も用意されているので、慣れない人でもお茶を楽しむことができました。
待合には、藤の花が入っていました。氷列の桔界だったので、点前が良く見えました。
正座ができないからと茶道をたしなむ人が少なくなったと言いますが、和室で着物姿で正式に入れられた日本茶をいただく醍醐味は、日本人であればこそ感じることができるだと思います。
もう一席は、「卓式点前普通式」です。
こちらは、新しい点前です。洋室が多くなった今の生活様式の中でお茶文化を普及させていくためには、「いつでも、どこでも、だれでも楽しめるお茶」という観点から作られました。
椅子席なので足が楽です。
こおお席の時に、美味しいお届けものがありました。「つくしの砂糖菓子」です。遠方からこられたお煎茶の先生が、「海の幸、召しませと海より招かれて、山の幸、みやげに山幸彦まゐる」という文をそえられて。。。お届けくださいました。
街中の賑やかさとは、別世界の静かな時間が流れていました。