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2012年2月 初花月

如月・雪消月・立春・雨水 

【祇王寺・寒牡丹】

紅葉の名所・祇王寺も白一色です。お風邪などひかれませんように。・・(Photo by  松風)→もっと、ご覧になりたい方はリンク先の「京・壷螺暮」から入ることができます。

都会で働く企業戦士の皆様に、日本の心を送ります。

京都の歳時記   

暦の上では二月四日頃が立春。

しかし、陰暦ではお正月ですから、まだまだ名ばかりの春で、冬の寒さはしっかりと残っています。

まだ雪が降る日を覚悟しながら、どことなく春めいた感じを楽しめる時期ですね。

お茶会の趣向は、「節分」「暁の茶事」や、日にちを決めずに雪が降ったらお釜をかける「雪見の茶会」を開いてもいいですね。紀州では、「梅見の茶会」も行われるそうです。梅と言えば、京都・北野天満宮の梅も、見ごろとなりますね。

茶道・裏千家では、「大炉」の時期になります。これは、裏千家十一世玄々斎氏の創案による手前で田舎屋の囲炉裏裏にならったと言われております。                              通常の炉より各辺が10cm以上大きい、約1尺8寸(54cm)です。
厳寒の2月に限っておこなわれる裏千家独特のお手前です。

「茶掛」は、『花知一様春』 はなは いちようの はるをしる。これは、『月知明日秋』(月は明月の秋を知り)に続く句で、月や花はたがえることがないという意。自然の摂理の不可思議をうたっているといわれます。(一様を一陽と書く場合もあります。)

『梅花雪和香・ばいか ゆきに わしてかんばし』、『雪後始知松柏操・せつご はじめてしる しょうはくの みさお』などがあります。

2/1日は、二月礼者です。お正月に年始回りができなかった人がこの日に回礼する風習をいいます。演劇や料理関係の人たちは、新年は特に多忙で回礼の暇がないので、月遅れのこの日に行われる風習が残っています。

2/3日は、全国各地のたくさんの神社仏閣で節分祭が行われます。節分は冬より春に移る節の分かれ目で「鬼やらい」という疫鬼を追い払う儀式である。京都では吉田神社や廬山寺に古式にのっとった式が行われます。尾道では市内各所の寺院で行われます。

2/8日は、京都・法輪寺で、針供養が行われます。この日は、針を使うのを忌み慎み、お豆腐の上に針を刺し、裁縫の上達を祈ります。

2月初午の日今年は日です。 伏見稲荷大社「初午祭」があります。初午は祭神が 711年にこの地に鎮座されたことに由来します。 「福参り」「福稲詣で」とも呼ばれ大変な賑わい振りです。2000本以上の朱色の鳥居をくぐると身も心も朱色に染まってしまいそうです。

2/11日は、京都・城南宮で「七草粥」があり、無病息災・富貴長命の祈願がなされます。

2/21日は、東寺で弘法さんの市があります。

2/23日は、五大力さん。醍醐寺、聖護院で鎮護国家・万民豊楽を祈る法要が営まれる。法要にちなみ行われる鏡餅上げは大力を奉納して霊験を授かろうというものである。

2/24日は、京都・下鴨神社で「幸在(さんやれ)祭」があります。前日に集まって夜を明かした上賀茂7地区の15歳に達した男子が、24日午前11時頃、 列を整え太鼓、鉦、笛の囃しで山の神・大田神社・上賀茂神社に参拝して成人になったことを奉告します。上賀茂神社の社家町に伝わる古い歴史を持った行事です。


2/25日は、北野天満宮で「天神市」と「梅花祭」が行われます。「梅花祭」は、祭神菅原道真公の祥月命日にあたり、道真公が梅を愛でたと言う故事にちなんで梅花の御供を神前に奉納します。境内では、上七軒の芸妓さんによる野点席が設けられ、梅見の客で賑わいを見せている。

二十四節気(七十二候)

【大寒 1/20日】冷ゆることの到りて甚だしきときなれば也(暦便覧)一年で一番寒さの厳しい頃。逆の見方をすれば、これからは暖かくなるということである。春は、目前である。

【末候 1/30日】鶏とやにつく。(にわとり、とやにつく)

【立春 2/4日】春の気をたつを以て也(暦便覧)この日から立夏の前日までが春。まだ寒さの厳しい時期ではあるが、日脚は、除々に伸び、九州や太平洋側のあたたかい地方では梅が咲き始める。

【初候 2/4日】 東風凍を解く。(はるかぜ、こおりをとく)                

【次項 2/8日】 うぐいす鳴く(うぐいす・なく)                           

【末候 2/13日】 魚氷にあがる(うお・こおりにあがる)

【雨水 2/18日頃】陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧) 空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。

【初候 2/18日】土が潤い起る(つちが、うるおいこおる)

【次候 2/23日】霞始めてたなびく(かすみ、はじめてたなびく)

【末候 2/28日】草木萌え動く(そうもく、もえうごく)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「春寒」「貝寄風・かいよせ」「春雪」「雪解」「野山焼く」「末黒・すぐろ」「上げ松葉」「鶯」「海松貝」「梅」「柳」「椿」などがあります。

季語は、「立春」「早春」「春浅し」「二月礼者」「初午」「針供養」「奈良の山焼」 「雪しろ」「薄氷」などがあり、ちょっと可愛い感じでは「 春の風邪」「春時雨」「猫の恋」があります

「立春の雪白無垢の藁屋かな」 川端茅舎(かわばたぼうしゃ)

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