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2012年9月 白露・重陽・中秋・彼岸・秋分の日

白露・重陽・中秋・彼岸・秋分の日

 9月に入っても、まだまだ残暑が厳しい日が続きます。7日は、二十四節気[白露」です。この頃からようやく秋の気配を感じるようになります。9日は、五節句の一つ、重陽の節句で中国では菊酒を飲み、月餅を食すると言います。

 立春から数えて二百十日と、二百二十日が荒れ日としておそれられています。特に農家では稲の実りに関係するので厄日とされているようです。この頃にやってくる台風を「野分・のわけ」と言います。

 旧暦8月15日は中秋の名月として月見の宴を催します。この風習は平安時代に中国から我が国に入ってきました。特に有名なのは、京都・大覚寺・広沢池の観月の宴です。             

 現在でも家庭では、月のよく見える縁側に机を出し、秋の七草を生け、団子や果物、栗、野菜などを供え月見をしています。そのようなことから、芋名月、栗名月、豆名月とも言われ、別に月夕、三五夕とも言われます。   

 茶道の創始者・村田珠光は「月も雲間のなきは嫌にて候」と、中秋の名月の15日に、月が雲間に隠れて見えない場合のことを考えて、14日、「先ず、こよひのつきを賞すべし」とし、名月の翌日の16日(いざよい)の月も良いものであると述べています。

 秋は、茶人の好み物も多く、月見の茶事、虫の音を聞く茶事など道具組を考えることも楽しいことです。

 茶席の掛け物は、「掬水月在手」「明月清風共一家」「山高月上遅」など、月の香合、秋虫蒔絵の棗、武蔵野の茶碗、秋の銘がついた茶杓などの、お道具が好まれるようです。  

chabana

   

【九月の行事】

9/9日 烏相撲内取式 上賀茂神社 九日の相撲に備えて、烏鳴きをする刀禰(とね)と児童が行う儀式です。取り組みの番立てを組み、習礼(練習)を行います。

9/9日 重陽神事 上賀茂神社 九月九日は、九という陽の数字が重なる事から重陽といい、古来よりこの日に菊酒を飲んだり、菊花についた露で肌を拭ったりして災厄を祓ってきました。古来宮中その他で行われた五節句の一つの重陽の節句に相当し、本殿に菊花を供え無病息災を祈願します。
尚、当日は菊酒の無料接待があります。

烏相撲 当神社御祭神の外祖父賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が神武天皇東征に際し、八咫烏(やたがらす)と化(な)って先導された故事があり、烏との結びつきが深いのです。
禰宜方(ねぎかた)、祝方(ほうりかた)に分れ、児童による相撲が取られます。

9/15日 義経祭 鞍馬寺本殿  遮那王尊として祭る義経の御魂を慰め、源義経の業績を称える。武道の奉納などもあります。
                         

9/21日は、東寺の弘法市があります。

9/22日〜23日 秋分の日 清明神社 清明祭

午後1時に本社を出発し、神輿の渡御あり、巡幸区域は堀川通を中心に 西は智恵光院通、北は寺ノ内通、南は下長者通の間の氏子町内を練り 歩きます。 祭列には勇壮なる少年鼓笛隊を先頭に菊鉾、扇鉾、獅子、御神宝、 飾馬等に晴風稚児、八乙女、四神稚児などが独特の装ひも美々しく 供奉します。 神輿は本社神輿の他に「桃薗みこし」「聚楽みこし」の二社の若神輿が 巡幸する。 道中御旅所祭を行ひ、午後5時本社に還御します。

二十四節気(七十二候)

【処暑 8/23日】陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也(暦便覧)
処暑は暑さが止むと言う意味。萩の花が咲き、朝夕は心地よい涼風が吹く頃だが、台風のシーズンでもある。

【次候 8/28日】天地始めて寒し(てんちはじめてさむし)

【末候 9/2日】禾実る (いわほ みのる)

【白露 9/7日】陰気ようやく重なりて露にごりて白色となれば也(暦便覧)
野には薄の穂が顔を出し、秋の趣がひとしお感じられる頃。朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める。

【初候 9/7日】露草白し(つゆくさしろし)

【次候 9/12日】鶺鴒 鳴く(せきれいなく)

【末候 9/18日】燕去る(つばめさる)

【秋分 9/22日】陰陽の中分となれば也(暦便覧)
暑い日は減り代わりに冷気を感ずる日が増える。昼と夜の長さがほぼ同じになることで、この日は秋彼岸の中日でもある。
秋の七草が咲き揃う頃である。
【初候 9/23日】雷声を収む(かみなりこえをおさむ)

【次候 9/28日】蟄虫戸を閉ざす (ちっちゅう とをとざす)

【末候 10/3日】水始めて涸る (みずはじめて かる)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「鵺・ぬえ」「桔梗」「秋風」「貯月」「花摺・はなずり」「秋野・あきのの」「月影」「半月」「朝萩」「露」「満月」「芋子」などがあります。

季語は、「爽やか」、「冷やか」、「月」、「望の月」、「無月」、「上り月」、「三日月」、「良夜」、「露」、「花野」、「竹の春」、「不知火」、「後の雛」、「夜学」、「拾扇」、「案山子」、「鹿」、「蟷螂」、「茶立虫」「稲」などです。

「悲しめば鵙 金色の日をお負来」 加藤楸邨 (かとうしゅうそん)

秋はすべてのものが澄んで、透明に見える時期です。このような鵙が金色の光線の中を一直線にとんでいる。そんな情景を詠んだものだと思われます。

2007年10月

【立命館大学茶道部・秋季茶会案内】

母校の京都・立命館大学OB会より、大学茶道部の秋季茶会案内が届きました。一般の方の参加も可能なので、皆さん、お揃いでお出かけ下さい。

【日時】平成19年10月28日(日) 午前9時〜午後1時(受付)

【場所】京都・知恩院 真葛庵 華麗庵               

【住所】京都市東山区林下町400  京都駅より市バス206号 知恩院前下車徒歩5分 

        

       (真葛庵)                      (華麗庵)

普段、非公開の古風風雅な茶室です。/ 裏千家15代家元が命名されました。

神在月・寒露・霜降・秋土用・重陽の節句(旧暦9/9)

十月は、日本中の神様が出雲の国にお集まりになるために、出雲地方以外は、「神無月」(かんなづき)と言いますが、出雲地方では、神様がお集まりになられるので「神在月」(かみありづき)と言うそうです。(ちなみに、本当の神在月は、旧暦の十月です。)

重陽の節句(10/19,旧暦9/9)  旧暦の日付で九月九日。この頃のお月様も綺麗です。重陽の節供は、菊の節供とも言います。中国では菊酒を飲み、月餅を食すると伝えられています。

秋土用(10/21) 秋と冬の間の土用に入る日で、秋が終わり、冬が生まれる時期です。

二十四節気
寒露(10/8)  山の木々の葉も色づき始める季節。寒露は朝夕の冷気が草の葉に露を結ぶことから、こう呼ばれます。
霜降(10/23)  秋の暮れ。霜の季節の訪れを予感させる冷たい露が朝毎に草の葉を濡らす。北国では本当の霜が地を白く飾り始めている時期です。

お茶の世界では、風炉の名残の季節であり、また、昨年11月に茶壺の口切りを行った茶が、壷の底にわずかとなったその茶の名残の月でもあります。

10月は秋が深まり火の暖かさを近づける配慮から、点前畳の中央に大きめの釜・破れ風炉(やつれふろ)などを中置とします。(中置手前)

水差しは細水差しを使い、茶花は花の種類も多めにし、秋の花、咲き残りの花などもあわせることができます。

茶席の掛け物は、「山花開似錦」「落花随流水」「流水寒山路」など、菊蒔絵の棗、菊絵の茶碗など、菊の趣向を凝らしたお道具が好まれるようです。 

季語は、「龍田姫」・紅葉山に住む秋山の神様。「金風」・秋の風のこと。「山粧う」・紅葉・黄葉の彩り。「雁渡し」(かりわたし)・10月の頃、始めは秋雨を伴い後に良く晴れわたりそよぐ風などです。 

〈10月の着物のお約束〉

   

10月から翌年の5月までは、原則として袷を着ます。

着物は、裏のついた袷仕立てのもの(綸子・縮緬など)を、長襦袢は、袖が無双の胴単仕立て、または単衣のもの(綸子)が良いようです。

半衿は、塩瀬羽二重や、縮緬を、帯は、冬物の帯、例えば、透けない袋帯、名古屋帯、袋名古屋が良いようです。

帯揚げは、綸子に絞りを施したものや、縮緬に加工を施したものが好まれます。

帯締めは、丸組みや平組の透かしの無い物を締めます。足袋は、キャラコの白で、草履もエナメルや布で、夏物でないほうが良いようです。

コート、羽織は、単衣でよろしいようです。

10月の声を聞くと、あちらこちらでお茶会が始まり、着物姿のあでやかなお嬢様、気品のある奥さまのお姿が拝見できるようになりました。夏と冬が混在するこの季節。上手にお洒落を楽しみたいものですね。

袷→裏をつけて仕立てた着物の総称。男物袷長着の裏は通し裏、女物の場合は胴裏、裾回しを用いて仕立てる。

*

2007年11月

酉の市(11/11、23日)・商売繁盛を願い、11月の酉の日に行われる祭り。

亥の子(11/13,25,12/7日)・亥の子は猪の多産に秋の豊穣の祈りをこめた神事。旧暦の十月亥の日に行われる。一の亥の日は「亥猪(げんちょ)の祝いといい、炉開きの日、炬燵開きの日ともされる。 

七五三(11/15日頃)・七五三(しめ)の祝いとも呼ばれる子の成長を祝う行事。男児三・五歳、女児三・七歳に祝いすることが多い。11月15日に行うようになったのは江戸時代、徳川綱吉の子、徳松の祝いがこの日に行われたことからといわれている。 

新嘗祭(11/23)と神嘗祭(かんなめさい)

新嘗祭に先だって、これによく似た神嘗祭(かんなめさい)という行事があります。神嘗祭は皇祖である天照大神を祀る伊勢神宮に天皇が幣帛(へいはく)を捧げ、宮中からこれを遙拝する儀式です。
神嘗祭は伊勢神宮で行われ、10月15〜16日(外宮)、16〜17日(内宮)でその年に収穫された穀物や酒などを天照大神に供えます。午後10時と午前2時、「由貴大神饌」(ゆきのおおみけ・特別ご膳)を捧げる行列が参道を行きます。浄暗の参道を松明に浮かぶ禰宜さんの白い行列が行き、町びとは「初穂曳き」で、たわわの稲穂を神宮に運びます。

新嘗祭はこの神嘗祭からおよそ一月遅れて行われます。内容は重複する部分が多いのですがよく見ると違いもあります。それは神嘗祭が「神に供える」だけなのに対して、新嘗祭は「神を祀り、自らも食す」という点です。

伊勢の秋は、神恩感謝一色です。

(茶の花)

二十四節気(七十二候)

【霜降】 そうこう 10月24日頃 夜間の冷え込みが厳しくなり、霜が降り始める。

【末候 11/3】 紅葉蔦黄ばむ(もみじつた、きばむ)

【立冬】 11月8日 「冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也」(暦便覧) ・この日から立春の前日までが冬。日は短くなり時雨が降る季節。雪の便りも聴かれる。

【初候 11/8】 椿開き始む(つばき、ひらきはじむ)・椿の花が咲き始める。

【次候 11/13】 地始凍 (ちはじめてこおる)・大地が凍り始める。

【末候 11/18】 金盞花香し(きんせんか、こうばし)

【小雪】 11月23日頃 「冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也」(暦便覧) ・陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。

【初候 11/23】 虹隠れてみえず(にじ、かくれてみえず)・虹を見かけなくなる 

【次候 11/28】 北風木の葉を払う(きたかぜ、このはをはらう)・北風が木の葉を払いのける。 

【末候 12/2】 橘始めて黄ばむ(たちばな、はじめてきばむ)・橘の葉が黄葉し始める。

 七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。。

神在月・立冬・小雪

旧暦の十月(今年は11月10日から)は、日本中の神様が出雲の国にお集まりになるために、出雲地方以外は、「神無月」(かんなづき)と言いますが、出雲地方では、神様がお集まりになられるので「神在月」(かみありづき)と言うそうです。11月の俳句の季語にも、「神無月、神の旅、神送、神渡、神の留守」があります。

(柚が色づくをみて・・・・)

一般に茶の湯の世界は11月初旬、立冬(今年は8日)をもって新しい年のはじめとします。この日を迎えて茶室の「炉」をひらき、春に摘んだ新茶を茶壺にたくわえておき、「口切り」の時節に口封を切って使いはじめます。                   

新茶の使いはじめのこの時期を茶の湯の世界での正月とし、茶の庭の垣や樋の青竹を新しくしたり、茶室の畳を改め、障子を張替えるなどのことが行われます。                 

この「口切」「開炉」の重なる時節の茶事は正午に客を案内して始められます。正午から約4時間にて懐石・濃茶・薄茶をもてなす「炉正午の茶事」は、最も正式な茶事であり茶事の基本の型です。これまで、一年間習った稽古の総ざらいをするにもふさわしく、心新たに茶事を試みることもよいようです。                          

茶席の掛け物は、「弄花香満衣」(はなをろうすれば、かをりころもにみつる)「青松多寿色」(せいしょくじゅしょくおおし)「一陽来福」など、口切りの茶事にちなんだ禅語や、「一葉落知天下秋」(いちようおちててんかのあきをしる)「菊花令人寿」(きくかはひとをしてじゅせしむ)「採菊東籬下」(きくをとうりのもとにとる)など、菊を愛でたお軸が好まれるようです。

銘は、「残菊」「朽ち葉」(くちは)「蔦紅葉」「冬紅葉」「暁の霜」「木枯らし」「山眠る 」 ・あかい紅葉の上にも雪が降り、山は冬の眠りにつく

季語は、「初時雨」(はつしぐれ)「帰り花」「夷講」(えびすこう)「冬日和」 などです。

み吉野の山かき曇り雪降ればふもとの里はうちしぐれつつ。俊恵『新古今和歌集』

「一陽来福」の心改まるこの時期の取り合わせには祝いの気持ちをこめ、あわせて清浄なものをと心がけることが大切なようです。  

〈11月の着物のお約束〉  

(唐織の帯)

11月の着物は、「綸子」「一越縮緬」「紬の袷仕立て」に、長襦袢も、「綸子」「錦紗」などの生地に袖無双胴単で、帯は袷の織帯がよろしいようです。

半衿は、「塩瀬」または「縮緬」で、帯揚げも冬物で「綸子」「縮緬」「絞り」帯締めは「唐組」と、錦秋の頃にふさわしい装いとなってきます。

お茶会も、炉開きの茶会や紅葉を愛でる会など、上手にお洒落をアピールしたいですね。気温も冷え込み木枯らしが吹き始めるこの季節には、「袷の小紋」や「紬の羽織」や、「綸子」や「紬」の道行きコートが必需品となってきますね。

草履もつや消しのエナメルなどはいかがでしょうか?

 

2007年12月 茶月

師走・極月・春待月・梅初月

【京都・鴨川 ゆりかもめ】

お茶の世界では、「都鳥」と言います。都を偲ぶ、古人の心が感じられます。・・・(Photo by  松風)→もっと、ご覧になりたい方はリンク先の「京・壷螺暮」から入ることができます。

都会で働く企業戦士の皆様に、日本の心を送ります。

京都の歳時記

12月に入ると、いよいよ本格的な冬がやってきて、ひゅうひゅと虎落笛(もがりぶえ)の音が聞こえてきます。師走の語源は、本来は盆と年の暮れには各家で僧を迎え、先祖供養をしたので僧が忙しく走り回ったといわれています。現代では、一年間、お世話になった方々のご挨拶、大掃除、新春の準備にあわただしい日々が過ぎていきますが、「忙中閑あり」 静かに炉辺に座して独服できる時、茶人の冥利を感じます。

この月の茶趣は、「夜咄の茶」「雪見の茶」「事始めの茶」「歳暮会の茶」など、「チャリテイー茶会」「クリスマスの茶会」などをテーマにしたお茶会も増えてきました。

12/1日は、お献茶式(北野天満宮)が、岡崎の観世会館では井上同門定期能で、『尾道薪能』でおなじみの吉田篤史さんが「葵上」を舞われます。

12/7.8日は、中風封じを祈って大根炊き(千本釈迦堂)が行われます。

12/9日となると、赤穂浪士義士祭り(山科地区)がありますが、尾道・西山本館では「赤穂浪士」にちなんだ料理が出るそうです(要予約)。

12/13日の「事始め」は、迎春の準備に入る日とされ、一年間お世話になった方々に御礼のご挨拶に伺います。煤払い、お正月の準備は禁裏(やたら入るのを禁ずの意)では20日以降で、江戸幕府も宮中に倣って20日と定めましたが、家光の忌日にあたるために家綱の時代から13日となったようです。

12/20日の煤払い(東・西本願寺)、12/21日 終い弘法の市(東寺)12/25日 お身祓い(知恩院)、 終い天神(北野天満宮)と、何百年も同じ日に同じ行事が伝えられていきます。

12/22日は、冬至です。カボチャを食べてユズ湯に入り、無病息災を祈ります。この日に「ん」の重なる食べ物(なんきん・れんこん・きんかん・にんじん・だいこん、あと2つは?)を食べると運が開けると言われています。

12/24日は、京都・嘉祥閣で、井上一門の若手能楽師の方々によって、『橋弁慶』が舞われます。うれしいことに無料です。イブは、日本人らしく「能楽鑑賞」できめてみるのも良いですね。もっと詳しいことを知りたい方は、リンク集の吉田篤史さんから入ることができます。

そして、大晦日の 「おけらまいり」(八坂神社)となります。NHKの番組「ゆく年くる年」で、尾道・西国寺から生中継されることが決まりました。

(尾道・西国寺)

二十四節気(七十二候)

【小雪 末候 12/2頃】橘始めて黄ばむ (たちばな、はじめてきばむ)

【大雪】 たいせつ 12月7日 「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」(暦便覧) 朝夕には池や川に氷を見るようになる。大地の霜柱を踏むのもこの頃から。山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃。 

【初候 12/7頃】  空寒く冬となる(そらさむく、ふゆとなる) 

【次候 12/12頃】 熊穴にこもる(くま、あなにこもる) 

【末候 12/17頃】 鮭魚群がる(さけうお、むらがる)

【冬至】 とうじ 12月22日「日南の限りを行て日の短きの至りなれば也」(暦便覧) 一年中で最も夜の長い日。この日より日が伸び始めることから、古くはこの日を年の始点と考えられた。冬至南瓜や柚湯の慣習が残る日。

【初候 12/22】冬生じ夏枯る(ふゆしょうじ、なつかる)

【次候 12/27】鹿角おつる(しか、つのおつる)

【末候 2008年1/1】雪下りて麦のびる(ゆきおりて、むぎのびる)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

(椿・太郎冠者)

この時期は、炉開きでお茶の世界のお正月を過ごしたあとに、一年を反省し、寒い冬を実感するという取り合わせや、今年の最後の月であるという意識のもとに新しい年に思いを馳せ、心豊かに古きより新しきにつないでいきたいものです。

茶席の掛け物は、「三冬古木花」「無事是貴人」「光陰如箭」(こういんやのごとし)「放下着」「壺中天」など、寒い冬のさなか、一年間を静かに振り返り、慌ただしさの中に静かな自分だけの時間が流れるような言葉が好まれるようです。

能楽から来ている銘は、「岩橋」・謡曲『葛城』より 「常夜」謡曲『鉢木』より です。「冬木立」「埋火」「千秋楽」「初氷」「千秋万歳」「無事」「昔語」「都鳥」「敷松葉」など、たくさんの銘があります。

季語は、銘と重なるものも多いのですが、「冬の月」「風呂吹き」「寒さ」「冷たし」「のっぺい汁」「おでん」「山眠る」「注連縄飾る」「門松立つ」などです。

山門に 即非の額や 山眠る 高浜虚子

【12月の着物のお約束】

(織の帯)

12月の着物は、「縮緬」「紬」「手織り紬」の袷に、長襦袢も、「綸子」「錦紗」などの生地に袖無双胴単で、帯は袷の織帯がよろしいようです。

半衿は、「塩瀬」または「縮緬」で、帯揚げも冬物で「三越縮緬」「無地・絞り」帯締めは「冠組」と、冬の季節ににふさわしい装いとなってきます。

お茶会も、日にちがあらかじめ決まっておらず、雪が降った日にお茶会を行う「雪見の茶」など、温かくしてお出かけする機会が多くなります。気温も冷え込み木枯らしが吹き始めるこの季節には、「袷の小紋」や「紬の羽織」は11月と同じですが、コートは道中着タイプが必需品となってきますね。

草履は、皮草履なども温かくていいようです。

お茶会で大切な草履が迷子になることがあります。そんな時は、「わたしの草履」で、自分の草履をしっかりと目印をつけてしまいましょう。→名物裂で作られていて840円です。

2008年1月 祝月

睦月・太郎月・初春月・子日月

【大原・契心園】

大寒の候。昼でも張った氷が溶けない寒さの中、侘び助椿の赤が映えます。・・(Photo by  松風)→もっと、ご覧になりたい方はリンク先の「京・壷螺暮」から入ることができます。

都会で働く企業戦士の皆様に、日本の心を送ります。

 結び柳とは、初釜の床飾りで、柳の枝をたわめ曲げて輪に結び、床の柳釘などに掛けた青竹などの花入から長く垂らしたものです。                                昔の中国では人と別れるとき、送る者と送られる者が、双方柳の枝を持って、柳の枝と枝を結び合わせて別れる風習がありました。柳枝を結ぶとは、曲げて輪にすることをいい、これは柳の枝がしなやかでよく曲がるので輪とし、無事に回転して帰るように旅中の平安を祈る意をふくませたものと伝わっています。 この故事から、利休が送別の花として「鶴一声胡銅鶴首花瓶(つるのひとこえこどうつるくびかへい)」に柳を結んで入れたのが,茶席で用いられた最初ではないかといわれます。 

京都の歳時記   

正月元旦は、宗家では若水を汲んで大福茶から始まります。大晦日の夜に埋火にした火種を元旦の未明に掘りおこし、大福茶(抹茶)をいただきます。このときの菓子は、小梅と結び昆布で、京都の一般家庭でも元旦に飲む煎茶の中に、小梅と昆布を入れて大福茶と称していただきます。(大福茶は、地方、地方によって、その内容が変わるようです。)            

大福(皇服=大服)茶は、千年余り昔の村上天皇の時代の故事によるものです。そのころの京都では疫病が流行り、天皇は空也上人に病魔退散を命じました。空也上人は、茶の中に梅干しと昆布を入れ、煎じて人々に振る舞い病魔を鎮めました。

藤原茶舗の大福茶は、金粉、煎茶、黒豆、白豆、玄米、抹茶、昆布など七種類をブレンドしています

元旦まだ明けやらぬ暗い中で寒さに身が引き締まり緊張する一時、短けいの灯りだけで執り行われる行事は、一般には公開されないだけに尊いものが感じられます。

大福茶の荘厳さに比べて、明るく華やいだ気持ちで行われるのが点初め(たてぞめ)すなわち初釜です。点初めのお道具は、陽の気を受け一陽来復を願って、年の初めを祝うという取り合わせが大事です。

床にかける軸は、「松樹千年翠」(しょうじゅせんねんのみどり)・「福寿海無量」(ふくじゅかいむりょう)・「蓬莱不老仙」(ほうらいのふろうせん)・「相逢共賀萬年慶」(あいおうてともにがすまんねんのよろこび)・「天下第一峰」(てんかだいいちほう)干支の画賛などが好まれます。

香合は、干支の香合がよく用いられますが、「ぶりぶり香合」もお正月らしいですね。

1/1日〜3日は、初詣が行われます。平安神宮では、京都観世会主催の、「能」観世流の舞台と京都能楽会主催の奉納が行われます。(詳細は、吉田篤史さんのブログで紹介されています)

1/2日は、皇居にて新年一般参賀の儀が執り行われます。

1/3日は、京都・八坂神社で午後1時より、「かるた始め」が行われます。平安時代の十二単衣の衣装でカルタとりを行います。

1/4日は、下鴨神社で「蹴鞠初め」があります。平安期の官人の衣装で蹴鞠が行われます。1/7日は、七草がゆ。「無病息災」を願います。1/11日は、鏡開きです。1/8〜1/12日は、恵比寿神社で商売繁盛を願って「十日えびす祭」があります。鞍馬寺では、初寅の日に「初寅祭」があります。

1/13日は、尾道市民俗文化財「山波とんど」があります。江戸時代元禄から350年続いています。この日に、注連縄やお正月飾りを焼いて、今年一年の「無病息災」「五穀豊穣」を祈ります。

1/13日(第三日曜日)は、京都・三十三間堂では、「通し矢」の行事があります。多く阿の仏様の御前を矢が飛んでいく光景は、何百年も前から変わらない伝統行事です。

1/20日は、城南宮で「湯立て神事」午後2時が1/21日は、東寺で「お初弘法市」が、1/25日は北野天満宮で「お初天神市」があります。

二十四節気(七十二候)

【冬至】 とうじ 12月22日「日南の限りを行て日の短きの至りなれば也」(暦便覧) 一年中で最も夜の長い日。この日より日が伸び始めることから、古くはこの日を年の始点と考えられた。冬至南瓜や柚湯の慣習が残る日。

【冬至・末候 2008年1/1日頃】 雪下りて麦のびる。(ゆきおりて、むぎのびる)

【小寒】冬至より一陽起こるが故に陰気に逆らう故、益々冷る也(暦便覧)この日は寒の入り、これから節分までの期間が「寒」である。寒さは、これからが本番。池や川の氷も厚みをます頃である。

【初候  1/6日】芹栄う。(せり、さかう)

【次候 1/11日】泉水温をふくむ。(せんすい、あたたかをふくむ)

【末候 1/16日】雉始めてなく。(きじ、はじめてなく)

【大寒 1/21日】冷ゆることの到りて甚だしきときなれば也(暦便覧)一年で一番寒さの厳しい頃。逆の見方をすれば、これからは暖かくなるということである。春は、目前である。

【初候 1/21日】蕗のとう花咲く。(ふきのとう、はなさく)

【次候 1/25日】水沢あつく堅し。(みずさわ、あつくかたし)

【末候 1/30日】鶏とやにつく。(にわとり、とやにつく)

【立春 2/4日】春の気をたつを以て也(暦便覧)この日から立夏の前日までが春。まだ寒さの厳しい時期ではあるが、日脚は、除々に伸び、九州や太平洋側のあたたかい地方では梅が咲き始める。

【初候】東風凍を解く。(はるかぜ、こおりをとく)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

能楽は、「翁」をみることで初春を寿ぐ気分になれます。「翁は能にして能にあらず」とも言われ、他の曲とは別格に扱われ神聖視され、謡曲としての詞章は「神歌」と呼ばれています。

銘は、「翁」「神楽」「慶雲」「瑞雲」「松竹梅」「福の神」「初音」「蓬莱」「千歳」「吉兆」「宝船」「不二」などがあります。

季語は、銘と重なる言葉が多いのですが、「人日」(じんじつ・七草粥)「御降」(おさがり・お正月に振る雨のこと)「初削」「嫁が君」(正月の鼠の祝い言葉)、「風花」「日脚伸ぶ」などがあります。

「日の春をさすがに鶴の歩み哉」 室井其角

「春にあけてまづ看る書(ふみ)も、天地(あめつち)の始の時と読み出づるかな」 橘曙覧(たちばなのあけみ)

【1月の着物のお約束】

(梅柄の帯)

1月の着物は、「綸子」「縮緬」の袷に、長襦袢も、「綸子」「縮緬」などの袷(胴単衣)で、帯は袷の帯がよろしいようです。

半衿は、「塩瀬」または「縮緬」で、帯揚げも冬物で「綸子」「縮緬」の絞り、帯締めは「冠組」「大和高麗組」ので、新春の季節ににふさわしい装いとなってきます。

お茶会も、お家元の初釜や社中の初釜が行われます。お正月で華やかに着る方が多いこの季節には、「縮緬」や「紋綸子」の羽織や、「綸子」「縮緬」の道行は、道中着タイプが必需品です。

おしゃれに着物を着る機会が多くなる時期です。コートは、ビロードやカシミアで、草履は、エナメルや皮草履などが温かくていいようです。

お茶会で大切な草履が迷子になることがあります。そんな時は、「わたしの草履」で、自分の草履をしっかりと目印をつけてしまいましょう。→名物裂で作られていて840円です。

2012年2月 初花月

如月・雪消月・立春・雨水 

【祇王寺・寒牡丹】

紅葉の名所・祇王寺も白一色です。お風邪などひかれませんように。・・(Photo by  松風)→もっと、ご覧になりたい方はリンク先の「京・壷螺暮」から入ることができます。

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京都の歳時記   

暦の上では二月四日頃が立春。

しかし、陰暦ではお正月ですから、まだまだ名ばかりの春で、冬の寒さはしっかりと残っています。

まだ雪が降る日を覚悟しながら、どことなく春めいた感じを楽しめる時期ですね。

お茶会の趣向は、「節分」「暁の茶事」や、日にちを決めずに雪が降ったらお釜をかける「雪見の茶会」を開いてもいいですね。紀州では、「梅見の茶会」も行われるそうです。梅と言えば、京都・北野天満宮の梅も、見ごろとなりますね。

茶道・裏千家では、「大炉」の時期になります。これは、裏千家十一世玄々斎氏の創案による手前で田舎屋の囲炉裏裏にならったと言われております。                              通常の炉より各辺が10cm以上大きい、約1尺8寸(54cm)です。
厳寒の2月に限っておこなわれる裏千家独特のお手前です。

「茶掛」は、『花知一様春』 はなは いちようの はるをしる。これは、『月知明日秋』(月は明月の秋を知り)に続く句で、月や花はたがえることがないという意。自然の摂理の不可思議をうたっているといわれます。(一様を一陽と書く場合もあります。)

『梅花雪和香・ばいか ゆきに わしてかんばし』、『雪後始知松柏操・せつご はじめてしる しょうはくの みさお』などがあります。

2/1日は、二月礼者です。お正月に年始回りができなかった人がこの日に回礼する風習をいいます。演劇や料理関係の人たちは、新年は特に多忙で回礼の暇がないので、月遅れのこの日に行われる風習が残っています。

2/3日は、全国各地のたくさんの神社仏閣で節分祭が行われます。節分は冬より春に移る節の分かれ目で「鬼やらい」という疫鬼を追い払う儀式である。京都では吉田神社や廬山寺に古式にのっとった式が行われます。尾道では市内各所の寺院で行われます。

2/8日は、京都・法輪寺で、針供養が行われます。この日は、針を使うのを忌み慎み、お豆腐の上に針を刺し、裁縫の上達を祈ります。

2月初午の日今年は日です。 伏見稲荷大社「初午祭」があります。初午は祭神が 711年にこの地に鎮座されたことに由来します。 「福参り」「福稲詣で」とも呼ばれ大変な賑わい振りです。2000本以上の朱色の鳥居をくぐると身も心も朱色に染まってしまいそうです。

2/11日は、京都・城南宮で「七草粥」があり、無病息災・富貴長命の祈願がなされます。

2/21日は、東寺で弘法さんの市があります。

2/23日は、五大力さん。醍醐寺、聖護院で鎮護国家・万民豊楽を祈る法要が営まれる。法要にちなみ行われる鏡餅上げは大力を奉納して霊験を授かろうというものである。

2/24日は、京都・下鴨神社で「幸在(さんやれ)祭」があります。前日に集まって夜を明かした上賀茂7地区の15歳に達した男子が、24日午前11時頃、 列を整え太鼓、鉦、笛の囃しで山の神・大田神社・上賀茂神社に参拝して成人になったことを奉告します。上賀茂神社の社家町に伝わる古い歴史を持った行事です。


2/25日は、北野天満宮で「天神市」と「梅花祭」が行われます。「梅花祭」は、祭神菅原道真公の祥月命日にあたり、道真公が梅を愛でたと言う故事にちなんで梅花の御供を神前に奉納します。境内では、上七軒の芸妓さんによる野点席が設けられ、梅見の客で賑わいを見せている。

二十四節気(七十二候)

【大寒 1/20日】冷ゆることの到りて甚だしきときなれば也(暦便覧)一年で一番寒さの厳しい頃。逆の見方をすれば、これからは暖かくなるということである。春は、目前である。

【末候 1/30日】鶏とやにつく。(にわとり、とやにつく)

【立春 2/4日】春の気をたつを以て也(暦便覧)この日から立夏の前日までが春。まだ寒さの厳しい時期ではあるが、日脚は、除々に伸び、九州や太平洋側のあたたかい地方では梅が咲き始める。

【初候 2/4日】 東風凍を解く。(はるかぜ、こおりをとく)                

【次項 2/8日】 うぐいす鳴く(うぐいす・なく)                           

【末候 2/13日】 魚氷にあがる(うお・こおりにあがる)

【雨水 2/18日頃】陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧) 空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。

【初候 2/18日】土が潤い起る(つちが、うるおいこおる)

【次候 2/23日】霞始めてたなびく(かすみ、はじめてたなびく)

【末候 2/28日】草木萌え動く(そうもく、もえうごく)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「春寒」「貝寄風・かいよせ」「春雪」「雪解」「野山焼く」「末黒・すぐろ」「上げ松葉」「鶯」「海松貝」「梅」「柳」「椿」などがあります。

季語は、「立春」「早春」「春浅し」「二月礼者」「初午」「針供養」「奈良の山焼」 「雪しろ」「薄氷」などがあり、ちょっと可愛い感じでは「 春の風邪」「春時雨」「猫の恋」があります

「立春の雪白無垢の藁屋かな」 川端茅舎(かわばたぼうしゃ)

2008年3月 桃月

出町柳にある長徳寺の
淡紅色のオカメ桜が見頃を迎えています。

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京都の歳時記   

三月を迎えると釣釜の茶趣とともに、「上巳の節句」である雛祭の取り合わせで一会を工夫していただきます。                  

さらに、お茶の世界では大切な行事のである「利休忌」によせて、利休居士にちなむ掛け物に菜の花を供えて茶聖の道徳を偲びます。お稽古の時も、どこかで利休居士を偲ぶお道具を取り入れたいですね。

追善として、「茶カブキ」「回り花」などをすることは、日頃の修練を試し発揮する良い機会となりますね。

この月から多く釣釜となり、広間では鎖を、小間では竹の自在(じさい)を、天井の蛭釘(ひるくぎ)から下げて、それに釜を釣ります。釣る釜なので、釜の形は、筒型、棗型、鶴首、車軸といった細長い目の釜が好まれます。釣釜では五徳(ごとく)を使用しないのが約束ですので、その代わりに五徳の蓋置を用いることが多いようです。

「茶掛」は「桃花笑春風・とうかしゅんぷうにわらう」・・・桃の花をみていると春への無限の可能性を感じ、心までがふくらんでくるようです。人間の心を和やかに、そして陶酔させてくれるのも理想郷である場所を桃源郷というように桃の花です。桃の花が開き、暖かい春風を受けてほほえんでいる様子を思い浮かべながら一椀を味わうこともいいですね。

「桃花微笑春・とうかはるにほほえむ」・・・中国の唐の時代に霊雲和尚様という方がいらっしゃいました。和尚様は桃の花が開のをみて大悟されたというお話があります。三月は、「雛の節句」と言われ、桃の花が無心にほほえむ姿と、幼い女児が無心に雛壇のもとでほほえんでいる姿は、「童心は祖心に通ず」ということを思い起こさせてくれますね。微笑の心が伝わってくるようです。

お彼岸の頃に掛けられるお軸としまして、「修六度萬行・ろくどまんぎょうをしゅうす」があります。(意味は、無料メールマガジンでご紹介させていただいております。トップの左サイトから登録をしていただけます)

3/1日は、京都・宝鏡寺で「人形展」が始まります。古代御所人形の拝観ができます。(〜4/3日まで)

東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)によってはじめられたと伝えられます。以来一度も途絶えることなく続けられ、平成13年(2001)には1250回を数えました。この法会は、現在では3月1日より2週間にわたって行われています。

3/2日は、若狭・小浜の遠敷(おにゆう)明神をお祀りする神宮寺のお水送りです。これは、東大寺二月堂で3月13日未明から行われるお水取りの水が、遠く若狭の遠敷(おにゆう)川の鵜の瀬から浄められた香水が地下を通って、二月堂のほとり良弁杉(ろうべんすぎ)のもとの若狭井へ送られるという伝説にもとづき行われる。この水がはるばる二月堂のお水取りの行事に繋がり、このお水取りがすむと若狭にも春がやってくると言われています。

3/3日は、京都・下鴨神社で「流し雛」が行われます。上巳の節句(じょうしのせっく)ともいい、桃の節句、重三(ちょうさん)ともいう。昔、上巳の日に形代を作って、祓いを行ったことがいつしか雛祭りとなり、宮中や貴族の遊びとなり、室町時代から雛人形を作り、江戸時代に入ってからは、女児を持つ家では必ずこれを行うまで盛んになりました。

3/9日は、京都・貴船神社で「雨乞い祭り」が行われ、3/10日には、保津川下りが始まります。

3/12日は、奈良の「お水取り」が行われます。奈良・東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)の一つです。この日、篭松明の盛んな行法が終わって深更の2時、大松明に続いて咒師(じゅし)を先頭に練行衆が手松明、法螺貝、金剛鈴、牛王杖を持って良弁杉のもとにある閼伽井(あかい)屋の御香水を汲み取り本堂に運びます。この夜、童子が回廊で振り返す大松明の火の粉を浴びると厄よけになるとされています。御香水をいただけば諸病諸厄が四散すると言われています。関西では、お水取りがすむと春がやってくると言われています。

「お松明」は修二会の期間中毎日ありますが、3月12日については、非常に混雑して危険なため、入場規制が行われます。また当日は、午後4〜5時より午後9時まで、周辺道路の交通規制も実施され、自動車での進入が出来なくなりますので、ご了承ください。


3/13日から京都・法輪寺で十三参りが行われます。十三歳の子供が知恵を授かりにいきます。(〜5/13日まで)奈良・春日大社では、「春日祭」が行われます。春日大社は、藤原氏の氏神です。京都の賀茂神社、石清水神社とともに三勅祭として古い伝統を保っています。

3/14〜3/16日まで、京都・東福寺、泉涌寺で「涅槃会」で、「涅槃図」の公開があります。本法寺は、15日のみとなります。釈迦牟尼の入滅したのは旧暦の2月15日と言われますが、これを新暦に改め月遅れにした涅槃会の法要が各寺で営まれています。京都の東福寺・泉涌寺では、日本でも最大級の大きさの「涅槃会」がご開帳されます。

3/15日は、京都・嵯峨の清涼寺釈迦堂では、釈迦入滅の日にあたって、大柱松明に火を点じます。「嵯峨のお松明」です。豊作の様子や米相場の動きを占うとされています。

3/21日は、京都・東寺の弘法市が行われます。

春分の日を前後3日間は、春の彼岸会が各地で行われます。春分を中日とする7日間の仏事供養です。彼岸は煩悩の此岸(しがん)を離れて涅槃の世界に到達することで、太陽が真西に沈む春分・秋分の日を選んで、人々に仏様の所在を示すと言われています。3月17日が彼岸の入りです。お墓参りをしてご先祖様を供養いたしましょう。彼岸団子とぼたもちを作って仏様にお供えいたします。
3/25日は、北野天満宮で「天神市」行われます。

3/28日は、「利休忌」です。利休様は泉州堺にお生まれになり、茶の湯を北向道陳(きたむきどうちん)・武野紹鴎に学び、茶道を集大成された茶聖です。天正19年2月28日に、自刃なさいました

二十四節気(七十二候)

【雨水 2/19日頃】陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧) 空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。

【初候 2/19日】土が潤い起る(つちが、うるおいこおる)

【次候 2/24日】霞始めてたなびく(かすみ、はじめてたなびく)

【末候 2/29日】草木萌え動く(そうもく、もえうごく)

【啓蟄 3/5日】陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也(暦便覧) 啓蟄は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味。実際に虫が活動を始めるのはもう少し先。柳の若芽が芽吹き蕗のとうの花が咲く頃である。

【初候 3/5日】巣籠もりの虫戸を開く(すごもりのむしとをひらく)

【次候 3/10日】桃始めて咲く(もも、はじめてさく)

【末候 3/15日】菜虫蝶と化す(なむし、ちょうとかす)

【春分 3/20日頃】日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧) この日をはさんで前後7日間が彼岸。花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。

【初候 3/20日】 雀始めて巣くう(すずめ、はじめてすくう)               

【次項 3/25日】 桜始めて開く (さくら、はじめてひらく)                        

【末候 3/30日】 雷声を出す(かみなり、こえをだす)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「春霞」「蓬生」「霞」「春雨」「西王母」「侘助」「玉椿」「春山」「弥生」などがあります。

季語は、「桃の節句」「雛」「白酒」「曲水」「鶏合」「東風」「春の川」「春日祭」「お水取り」「涅槃」「苗床」「桑の芽」などがあり、この月は植物の季語が多いです。 うまく使って春らしい温かい句を作られてはいかがでしょうか。

春暁(しゅんぎょう)の波の忘れ藻連れ去る藻  (篠田悌二郎)『馬酔木』       

  【3月の着物のお約束】

(お雛様をイメージした帯)

3月の着物は、「紋意匠縮緬」[一越縮緬」「御召し」の袷に、長襦袢も、「袖無双の胴単衣」「綸子」「縮緬」「錦紗の無地やぼかし」などの袷で、帯は袷の帯がよろしいようです。

半衿は、「薄色の塩瀬」か「縮緬」で、帯揚げも冬物で「.綸子の輪出絞、ぼかしなど」帯締めは「観世撚り」「角打ち」「冠組」等、細めのもので、早春の季節ににふさわしい装いとなってきます。

お茶会も、ひき続き初釜や梅見の茶会が行われます。凛とした空気の中で着物姿が映えるこの季節には、「無地縮緬」「小紋染め」の羽織や、コートは、道行・道中着で「綸子」か「御召し」タイプが可愛いですね。

暖かくなってきているので、コートも三月中旬から単衣、下旬は単・紗袷でも、その日の気温で使い分けて良いようです。服装もだんだんと軽やかになってきますね。

お茶会で大切な草履が迷子になることがあります。そんな時は、「わたしの草履」で、自分の草履をしっかりと目印をつけてしまいましょう。→名物裂で作られていて840円です。

2008年4月 桜月

 宇治・恵心院では、山吹が見ごろです。

→もっと、ご覧になりたい方は、リンク集「「京・壷螺暮」の松風さんから入ることができます。京都の桜の特集をなさっています。

都会で働く企業戦士の皆様に、日本の心を送ります。

京都の歳時記   

四月を迎えますと、桜前線が北上を始めます。今年は、東京、名古屋、京都と桜の便りが聞こえてまいりますが、尾道は花冷えが続き、4月1日現在では、まだまだ咲き始めたばかりでございます。

各地の花便りが、華やかに伝えられる四月の初めは、いく春を惜しみ、親しい友人たちと信玄弁当を開いて、花見の宴を催したあと、薄茶の一碗でおもてなしをなさるのもいいですね。                

京都では、平安神宮や二条城で観桜茶会が開かれるように、春の一日、桜を愛でながらお茶をいただく機会が増えてまいります。

四月も後半になると暑さを感じるような日も訪れるので、席中は火の見えないようにとの心遣いをされたお道具に変わってまいります。

桜の花は、茶人たちにも愛されたようで、桜の好みものは多く造られています。桜川釜、染付水指の桜川、京都・高大寺の北政所の御霊屋(みたまや)にある、花筏のデザインは、水指・棗・炉縁などに取り入れられて好まれています。

江戸時代の野々村仁清、乾山をはじめ、幕末の仁阿弥道八、永楽保全および和全などの名工も、こぞって美しい桜の絵のものを作っています。

桜のお茶碗もたくさん揃えております。お問い合わせください。

「茶掛」は「弄花香満衣・はなをろうすればかおりえにみつ」・・・花を扱っている人は、その芳香がいつの間にか自分の衣にしみこむという意ですが、人間はその交わる友人や環境によって品性に影響を受けることになります、という意です。桜の花を愛でながら、一服いただける幸せをかみしめたいものです。

「百華春至為誰開・ひゃくかはるいたってたがためにひらく」この宇宙の営みからみれば、一輪の花などは小さな小さな存在です。その花が咲かなければならないという、自分の使命感を託して、何の執着心もなく無心に咲いているだけなのです。誰のてために咲いている心はなく、だた無心に咲いているのです。道端に咲く、名もない花に気がつかされることも多いですね。

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4/1日〜30日は、京都の春といえば都をどりが上演されます。都をどりといえば祇園甲部の芸妓・舞妓さんが日頃のお稽古の成果を披露する祭典です。
つなぎ団子の提灯の下、「都をどりはぁ〜、よ〜いやさ〜」の掛け声で始まる幕開けは、明治5年に開催された京都博覧会の付博覧として始まった第1回公演から今まで変わらずに続いています。
井上流家元の井上八千代師指導による、あでやかな井上流京舞が最大の見もので、4月のまる1ヶ月を通しての興行です。

4/8日は、お釈迦様のご生誕をお祝いして、全国各地の寺院で「花祭り」が行われます。

春の御所一般公開は、平成20年4月9日(水)から4月13日(日)までの5日間です。

4/9日は、二条城で「観桜茶会」が行われます。この日は、清流苑の入場できないようです。ご注意ください。二条城のライト・アップは、4月19日までです。和装で行かれた方は、無料だそうです。

4/10日は、平野神社で「桜花祭」があります。平野神社の桜は昔から有名で。この日には騎馬や織姫達の神幸列が出て一層華やかになります。花の品種が多いため「彼岸桜」〜「桃桜」〜「さきがけ桜」へと咲き乱れ、お花見が長期間できるのも人気の秘密です。

4/10〜13日は、平安神宮で「紅しだれコンサート」が行われます。栖鳳池を取り巻く55本の紅しだれが満開に咲き誇ります。ライトアップされた幻想的な世界のなかで、コンサートは優雅に繰り広げられます。

4月12日(土)〜5月18日(日) 「花の寺」三室寺では、つつじ2万株・シャクナゲ1千株を公開。つつじの規模は近畿では指折りのもので、紫・ピンク・白の花が見事に咲き誇ります。例年はゴールデンウィーク前後に満開になります。
4/13日は、法輪寺で十三参りがあります。13歳の子供さんが知恵を授かるといわれています。

難波より  十三まゐり 十三里 もらひにのほる 智恵もさまざま

本尊虚空蔵菩薩の最もご縁の深い旧3月13日(現在の4月13日)に参詣するのが古くからの慣わしのようです。

第二日曜日(13日)は、醍醐寺では、太閤花見行列が行われます。

同じく第二日曜日は、優雅に上賀茂神社で賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)が、行われます。寿永元年(1182)に神主重保(しげやす)が行ったことに起源をもつもので、当日は斎王代陪覧の下、当代一流歌人によって和歌が詠まれ、冷泉家時雨亭文庫の方々によって披講されます。

4/15日から25日は、上七軒・北野歌舞練場で、「北野おどり」が始まります。

4/21日は、京都・東寺の弘法市が行われます。

4/21日〜29日までは、壬生大念仏会が行われます。「壬生さんのカンデンデン」と、大昔から京の大衆庶民に慕われてきた壬生狂言は、今年も700年の伝統を守り続けながら執り行われます。

4/25日は、北野天満宮の縁日です。

4/29日は、城南宮の「曲水の宴」が行われます。ゆったりと時間が流れる王朝の雅を再現してくださっています。

二十四節気(七十二候)

【春分 3/20日頃】日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧) この日をはさんで前後7日間が彼岸。花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。

【初候 3/20日】 雀始めて巣くう(すずめ、はじめてすくう)               

【次項 3/25日】 桜始めて開く (さくら、はじめてひらく)                        

【末候 3/30日】 雷声を出す(かみなり、こえをだす)

【清明 4/4日】万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧) 清浄明潔の略。晴れ渡った空には当に清浄明潔という語ふさわしい。地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。

【初候 4/4日】燕来る(つばめ、きたる)

【次候 4/9日】雁水へ帰る(がん、みずへかえる)

【末候 4/14日】虹始めて見る(にじ、はじめてみる)

【穀雨 4/20日】春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧) 田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。

【初候 4/20日】葭始めて生ず(あし、はじめてしょうず)

【次候 4/25日】霜止み苗出ず(しもやみ、なえいず)

【末候 4/30日】牡丹花咲く(ぼたん、はなさく)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「花筏」「桜川」「花曇」「花盗人」「百千鳥」「雲雀」「松の花」「竹の秋」「花の海」などがあります。

季語は、「花祭り(8日)」、「春暖」、「陽春」、「春日」、「春和」、「春粧」、「仲春」、「暮春」、「春眠」、「春風」、「春宵」、「桜」、「朧月」、「青麦」、「藤の花」、「つつじ」、「石楠花」、「花見」、「鳥来月」などです。花の名前などがでてくるようになりました。

「桜花散りぬる風のなごりには 水なき空に波ぞ立ちける」紀貫之『古今集』

「見わたせば天の香具山うねび山 あらそいたてる春霞かな」賀茂真淵『賀茂翁家集』

「たんぽぽや折々さます蝶の夢」 千代女『千代尼句集』

【四月の着物のお約束】

(桜をイメージした染め帯)

4月の着物は、「綸子」「紋意匠縮緬」[一越縮緬」の袷に、長襦袢も、後半になると暑い日もあるので、「単衣」、帯は袷の帯がよろしいようです。

半衿は、「白の塩瀬」で、帯揚げも冬物で「.綸子のぼかしや無地」帯締めは「八組」「真田組」「高麗組」等がよろしいようです。

お茶会も、各地で観桜茶会が行われます。晴れやかな気持ちで桜を愛でるこの季節には、「縮緬」「紋綸子」の羽織や、コートは、道行で「紗」か「レース」タイプが可愛いですね。

春も終わりに近づいているので、コートも短めで、4月中旬すぎの羽織は単仕立てがよろしいようです。

お茶会で大切な草履が迷子になることがあります。そんな時は、「わたしの草履」で、自分の草履をしっかりと目印をつけてしまいましょう。→名物裂で作られていて840円です。

2008年5月 雨月

 

山科・観修寺の氷室池が賑やかです。

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京都の歳時記   

五月は、五節句のひとつ 端午の節句があり、立夏を迎え、季節は夏にかわってまいります。

お茶の世界は、「炉」から「風炉」へと変わり、初風炉の季節を迎え心も改まり、茶家の更衣となります。

「八畳に炉畳青し更衣」    浪花

鯉幟が高々と大空を舞い、矢車がまわり、五色の吹き流しが風に舞っています。五色の吹き流しの色は、五行(木火土金水)の神々の色であり、親たちの子供たちが健やかに育ちますようにと神に祈る心をあらわしたものである。

「茶掛」は「鯉 登龍門・こい りゅうもんをのぼる」・・・これは龍門三級の滝と呼ばれ、中国の河南、黄河の上流に龍門山があります。黄河は昔、よく洪水になることから三段のダムがつくられたといわれています。

毎年、春になるとこの三段のダムを乗り切るために多くの鯉の滝のぼりが始まります。この滝を見事に乗り越えた鯉だけが頭に角がはえて、龍となり天に昇ったという伝説があります。       →「三級浪高魚化龍(さんきゅうなみたこうして うおりゅうとかす)という禅語の言葉も、子供たちの成長を願ってやまない親の心があらわれています。

「薫風先渡小池来・くんぷうまずしょうちをわたりくる」        

薫風というのは、青葉、若葉の香りをただよわせて吹く初夏の風のことです。この季節には、「薫風自南来・薫風南よりきたる」というお軸もよく見受けられますね。池のほとりにたつ柳にも新芽が吹き出て、その間をソヨとくぐりぬけていく風は、なんとも気持が良いものです。その風が、小さな水面に、さざなみを立てて過ぎくる様は、水ぬるむ好季節の趣を深くしてくれるものです。こんなお軸に出合ったら、すがすがしいお席の中で、一盌を喫することができそうですね。

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【五月の行事】

5/1日 八十八夜 立春から八十八日目の日で、この日にお茶を飲むと長生きをするといわれています。

5/1〜5/4日は、千本閻魔堂狂言と、神泉苑狂言が、行われます。狂言は、700年前に円覚上人が一般の人々に念仏の妙理と勧善懲悪因果応報の道理をわかりやすく親しまれながら得られるように工夫して、身振り手振りで説法を始められたものです。

5/1〜5/4日は、京都・蹴上浄水場のツツジの一般公開がはじまります。4600本のつつじが咲き誇ります。

5/3日 午後1時 葵祭りの前儀として、下鴨神社で流鏑馬神事が行われます。下鴨神社は、献香祭、古武道奉納祭、歩射神事、斎王代禊の儀、献茶祭、煎茶祭、献花祭、と神事が続きます。(詳しい日程、時間は、神社にお問い合わせください)

5/5日 五節句の一つ・端午の節句です。菖蒲湯に入ります。、

5/12日は、葵祭りのご神体をお迎えする御蔭祭りが行われ、5/15日、京都の三大祭りの一つである「葵祭り」が行われます。

5/5日は、競馬の神事が、上賀茂神社で行われます。

5/10日は、尾道・浄土寺で「尾道薪能」が行われます。 

5/18日(第三日曜日)は、嵐山・車折神社の「三船祭」があります。

尾道では、裏千家淡交会主催のお茶会が「橋本邸」で行われます。(茶券は、お一人様 千円です)

5/21日は、東寺の弘法市があります。

5/25日は、北野天満宮で、天神祭があります。

二十四節気(七十二候)

【穀雨 4/20日】春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧) 田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。

【初候 4/20日】葭始めて生ず(あし、はじめてしょうず)

【次候 4/25日】霜止み苗出ず(しもやみ、なえいず)

【末候 4/30日】牡丹花咲く(ぼたん、はなさく)

【立夏 5/5日頃】夏の立つがゆへ也(暦便覧) この日から立秋の前日までが夏。夏の気配が感じられるようになる。蛙が鳴き始め、筍がはえてくる。

【初候 5/5日】 蛙始めて鳴く(かえる、はじめてなく)               

【次項 5/10日】 みみず出る (みみず、いずる)                        

【末候 5/15日】 筍生ず(たけのこ、しょうず)

【小満 5/21日】万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉茂る(暦便覧) 陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。西日本では走り梅雨が現れる頃。

【初候 5/21日】蚕起きて桑を食う(かいこおきて、くわをくう)

【次候 5/26日】紅花栄う(べにばな、さかう)

【末候 5/31日】麦秋至る(ばくしゅう、いたる)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「菖蒲」「蛙」「花菖蒲」「苔志水」「藤浪」「薊」「」「卯の花墻」「玉柏」「山雀」などがあります。

季語は、「立夏」、「小満」、「麦秋」、「夏の月」、「薫風」、「清嵐」、「夏の山」、「夏川」、「泉」、「清水」、「更衣」、「新茶」、「走り茶」、「青簾」、「氷室」、「つ「打ち水」、「鵜飼」、「鹿の子」、「時鳥」「落し文」などです。「落し文」とは、栗、楢、樺、橡などの葉が筒状に巻かれて地上に落ちていることを言います。

「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」よみ人知らず『古今集』

「物思(も)へば沢のほたるもわが身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る」和泉式部『後拾遺集』

「ざぶざぶと白壁洗ふ若葉かな」小林一茶 『七番日記』

【5月の着物のお約束】

着物は5月までを「袷」の時期としております。茶道の根元は風炉にありと重んじられるのに従い、初風炉では、訪問着や付け下げがふさわしいようです。すがすがしい5月は、白の綸子の着物には、おとなしめの帯の色柄が似合うでしょう。帯揚げ、帯締は、淡い若草色で、帯をひきたたせましょう。

(爽やかな五月の付け下げ訪問着)

5月の着物は、「紋意匠縮緬」[一越縮緬」「楊柳縮緬」「紬縮緬」「紬」の袷、下旬になると暑くなるので、単衣でもよろしいようです。長襦袢も、「単衣」、帯は「単帯」「絽帯」がいいでしょう。

半衿は、「塩瀬羽二重」で、帯揚げ「.輪出し絞り」「無地の縮緬」帯締めは「平源氏組」「観世撚り」等がよろしいようです。

道中は、日差しが強くお着物をいためてしまいます。暑いのですが、レース・絽・紗の道行が一枚あると便利ですね。

お茶会で大切な草履が迷子になることがあります。そんな時は、「わたしの草履」で、自分の草履をしっかりと目印をつけてしまいましょう。→名物裂で作られていて840円です。

2008年6月  水無月・鳴雷月

京都の歳時記   

六月・水無月は、入梅になり雨が多くなります。この時期に夏まつりが多くなるのは、長雨や湿気で病気の心配から無事を祈ったものと考えられます。

梅雨の時期は、暑い日があったり寒い日があったりして定まらず、この時期に客を招くのは亭主方も気をつかうものです。天気予報を聞きながらの心くばりとなります。

「物音の絶て雨ふるさつきかな」  雪高

「茶掛」は、「雨過青苔湿・あめすぎてせいたいうるおう」という言葉があります。

俳聖といわれる芭蕉は、常陸鹿島の根本寺の佛頂和尚に師事して開眼したといわれています。

ある日、佛頂和尚が門人の六祖五兵衛と連れ立ち、深川の芭蕉の庵を訪ねます。五兵衛は、庭が荒れ果てているのを見て、到着するなり「閑庭草木裏の佛法」と真っ向から問いかけます。

芭蕉は、すかさず「葉々。大底は大、小底は小」と答えます。 大きな葉々は大きく垂れ下がり、小さな葉々は小さく重なり合っている。あるがままの自然の美こそが美学なのです。」と、あざやかにこたえられました。

するとそばにいた佛頂和尚も問います。「今日の事 そもさん」。「今日ただ今のことは一体どうなのか」と、何かよいことでもあったのかと問われました。

すると芭蕉は、「雨過ぎて青苔湿おう」雨のあとのぬれた苔をご覧ください。色は、真っ青で、心身共に染めてしまうほどの、この現実こそが全てで、美しく、けだかく、生々しく展開されています。

芭蕉の深くこの世界を眺めていく精神を学びたいものですね。

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【六月の行事】

6/1日 貴船祭り・・・京都鞍馬貴船の貴船神社で行われます。神様を称えるものとしては1年のなかで最も大きな祭りです。
貴船神社は、水を祀る神、または縁結びの神として知られています。AM:11時〜神事が行われ、午後には御輿が町内を巡幸します。

尾道学校茶道茶会(浄土寺)尾道市内。(尾道高校・尾道商業高校・尾道東高校・尾道北高校茶道部)の高校生のお席です。

6/1〜6/2日は、平安神宮・薪能が行われます。日が暮れて篝火の中で舞う姿は幽玄な世界です。

6/8日平安神宮庭園無料公開 (AM:8:00〜PM:4:30)                             平安神宮の西神苑の花菖蒲は日本人が古くから愛でてきた品種ばかり200種を集めており、6月の上旬にはこの2000株が一斉に開花しています。

6/14日は、舞奉納・八坂神社 弥栄雅楽会によ り「人長の舞」 が奉納されます。(PM:7:30〜PM:9:30)

6/15日〜7/5日 沙羅双樹を愛でる会・妙心寺・東林院 『平家物語』に出てくる「沙羅双樹」は、朝に咲いて夕方には落ちてしまう、はかない花です。この花を愛でる会が開催されます。

6/21日は、東寺の弘法市があります。

6/25日〜7月上旬 紫陽花祭り・三千院 「あじさい祭」開催の初日には、午前11時より金色不動堂において降魔折伏の大般若転読会法要、午後1時30分より金色不動堂前広場において炎と煙 による息災祈願の採灯大護摩供法要を奉修いたします。

6/25日は、北野天満宮で、天神祭があります。

6/25日〜6/30日 茅の輪くぐり (貴船神社)

6/30日 夏越の神事  貴船神社(PM:15:00〜16:00)上賀茂神社京都各地の神社で行われます。

二十四節気(七十二候)

【小満 5/21日】万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉茂る(暦便覧) 陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。西日本では走り梅雨が現れる頃。

【初候 5/21日】蚕起きて桑を食う(かいこおきて、くわをくう)

【次候 5/26日】紅花栄う(べにばな、さかう)

【末候 5/31日】麦秋至る(ばくしゅう、いたる)

【芒種 6/5日】芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也(暦便覧)  稲の穂先のように芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃という意味であるが、現在の種まきは大分早まっている。西日本では梅雨に入る頃。

【初候  6/5日】蟷螂生ず。(かまきりしょうず)

【次候 6/10日】腐草蛍となる。(ふそうほたるとなる)

【末候 6/16日】梅の実黄ばむ(うめのみ、きばむ)

【夏至 6/21日】陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也(暦便覧) 一年中で一番昼が長い時期であるが、日本の大部分は梅雨の時期であり、あまり実感されない。花しょうぶや紫陽花などの雨の似合う花が咲く季節である

【初候 6/21日】乃東枯る(だいとう、かる)

【次候 6/26日】菖蒲花咲く(しょうぶはなさく)

【末候  7/1日】半夏生ず(はんげ、しょうず)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「芦」「夏衣」「雨雲」「河菜草」「虹」「雨漏」「腰蓑」「花橘」「五月雨」「真菰」などがあります。

季語は、「芒種」、「夏至」、「梅雨」、「五月雨」、「五月晴れ」、「涼し」、「夏の朝」、「夏の夕」、「青田」、「雷」、「夏野」、「滝」、「短夜・みじかよ」、「夏の海」、「安吾・あんご」、「川床」、「雨蛙」、「冷酒」、「ギヤマン」「夏座敷」などです。「夏木立」とは、青葉若葉がさかんな木立のさまのことです。

「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」 松尾芭蕉『嚝野・あらの』

「さみだれや淀の小橋は水行燈」 井原西鶴 (自画賛)

      

2014年7月 七夕月・七夜月・文月

京都の歳時記   

七月・文月は、京都では「祇園祭り」の行事が一か月かけてとりおこなわれます。朝顔市、ほおずき市、七夕、葉蓋、お家元では夏季講習会が行われます。


炎えるようなこの時期は、何はともあれ、涼を求めたいものですね。京都では午後3時ごろになると、必ず入道雲が湧き夕立がきます。その強い男性的な雨足の後の清々しさは、この時期でなければ味わえないものであり、この中に茶味があります。


「風そひて夕立晴れる野中かな」  白雄

「茶掛」は、「白雲飛悠々・はくうんとんでゆうゆう」という禅語があります。


長かった梅雨が明け、うっとうしかった気持ちも過ぎさり、真白な雲が無心に悠々と大空に浮かんでいます。


大空のそんな雲を眺めていますと、なにか心がゆったりとした気分になってきます。その雲は、いつまでも、そこにとどまっているわけではなく、無心に飛び、去来しています。

このように広くとらわれのない心を己の心として、自由自在の働きができるようにと念じながら、日々を過ごしていくようにしたいものです。

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三室戸寺では、アジサイと蓮が楽しめます。


二十四節気(七十二候)

【夏至 6/21日】陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也(暦便覧) 一年中で一番昼が長い時期であるが、日本の大部分は梅雨の時期であり、あまり実感されない。花しょうぶや紫陽花などの雨の似合う花が咲く季節である


【末候  7/2日】半夏生ず(はんげ、しょうず)


【小暑 7/7日】大暑来れる前なれば也(暦便覧)梅雨明けが近く本格的な暑さが始まるころ。集中豪雨のシーズン。蓮の花が咲き、蛙の合唱が始まるころである。


【初候 7/7日】温風至る (あつかぜ いたる)


【次候 7/12日】蓮始めて開く(はす はじめてひらく)


【末候 7/17日】鷹すなわちわざをならう (たかすなわち わざをならう)


【大暑 7/23日】暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)最も暑いころという意味であるが、実際はもう少し後でしょうか。夏の土用の時期。学校は休みに入り、空には雲の峰が高々とそびえるようになる。


【初候 7/23日】桐始めて花を結ぶ(きり はじめてはなをむすぶ)


【次候 7/28日】土潤いて蒸し暑し(つち うるおいてむしあつし)


【末候 8/2日】大雨、時々降る(だいう、ときどきふる)


七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。


銘は、「青苔」「青海波」「夏月」「荒磯」「滝川」「夏山」「七夕」「蛍」「名古曾」「戸難瀬」などがあります。


季語は、「小暑」、「大暑」、「土用」、「氷の朔日」、「三伏」、「夏の日」、「挽夏」、「夏の雲」、「青東風」、「夕凪」、「夕立」、「夏の露」、「虹」、「富士詣」、「虫干」、「編笠」、「梅酒」、「心太」、「船遊び」「蓮」などです。「氷の朔日」旧暦の六月一日に、昔は氷餅を献上する行事があった。

「蝉の音をこぼす梢のあらしかな」 各務支考『梟 日記』

「最上川の上空にして残れるはいまだうつくしき虹の断片」 斎藤茂吉 『白き山』

2013年8月 葉月・木染月

京都の歳時記   

八月朔日は 、八朔の祝という行事がある。これはもと武家や公家たちが「たのみの節句」などと称して、色々な贈答や慶賀の儀を行っていたもので、徳川時代は、さかんに行われていました。記録に「此日は諸候諸士、白帷子を著して登城御礼あり」と、服装も定められていました。

「八朔や白かたびらのうるし紋」  みの介

京都は、地蔵盆、大文字の送り火が行われます。

学校が夏休みのこの時期。夏山のキャンプ場とか、川べりのキャンプ場などで茶会を開き、学生が茶会に親しむ機会を作ってあげてもいいものですね。

セミや鳥の声の中で、花火、星、蜩(ひぐらし)などを取り入れた茶会を工夫しても面白いですね。

「茶掛」は、「葉々起清風・ようようせいふうおこす」という言葉があります。

八月の猛暑の中、木陰で受ける涼風はえもいわれぬ心地がします。扇風機やエヤコンの風と違って自然の清風は、どこにでもあります。

「相送って門に当たれば脩竹あり、君がために葉々起清風起こす」の禅語の一部です。

虚堂禅師と法縁の深い三人の和尚方が連れ立って天台山国清寺へ旅するに際して、山門で別れを惜しみます。その時に、山門の脩竹が一葉、一葉清風にゆられて別れを惜しんでいるようです。

別れを惜しむ、心と心の交わりは、さわやかそのもので、一葉のそよぎが清涼の世界を醸し出しています。

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下賀茂神社 井上祭例祭 無病息災を願います。

【八月の行事】

8/7日〜8/10日 六道参り 京都の人は、お盆になったら六道の辻に参り、ご先祖様をお迎えにまいります。

8/7日〜8/10日 陶器祭り 六道参りに行く途中に、清水坂で、陶器市をしています。お好きな陶器を探してもいいですね。

8/16日 五山送り火 とうろう流し(嵐山)  ご先祖様の精霊を送る行事です。五山送り火が終われば、京都の夏は終わります。嵐山のとうろう流しを見ながら鳥居型の送り火を見るのも風情があります。

今年は、どこからご覧になりますか?

                          
8/21日は、東寺の弘法市があります。

8/22日〜8/23日 六地蔵参り 初盆の家は、この供養で個人が六道の苦を逃れられる信仰があります。

8/24日前後 地蔵盆 子どもたちの守り佛のお地蔵様の前に、屋台を組んで、花や餅を供え、お菓子を食べながら、福引き、数珠繰りをします。

8/23〜8/24日 千燈供養 化野念仏寺 境内の無縁仏にろうそくを灯し、供養する行事です。

8/25日は、北野天満宮で、天神祭があります。

8月は、お盆の行事が続きます。

二十四節気(七十二候)

【大暑 7/23日】暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)最も暑いころという意味であるが、実際はもう少し後でしょうか。夏の土用の時期。学校は休みに入り、空には雲の峰が高々とそびえるようになる。

【次候 7/28日】土潤って蒸し暑し(つち うるおってむしあつし)

【末候 8/2日】大雨、時々降る(おおあめ、ときどきふる)

【立秋 8/7日】始めて秋の気立つがゆえなればなり(暦便覧)この日から立冬の前日までが秋。一年で一番暑いころであるが、一番暑いということは、あとは涼しくなるばかり。暑中見舞いは、この前日前までで、あとは残暑見舞いとなる。

【初候 8/7日】涼風至る(りょうふういたる)

【次候 8/12日】蜩 鳴く(ひぐらしなく)

【末候 8/17日】深き霧 まとう (ふかき きりまとう)

【処暑 8/23日】陽気とどまりて、初めて退きやまんとすれば也(暦便覧)処暑は、暑さがやむという意味。萩の花が咲き、朝夕は、心地よい涼風が吹くが、台風の季節となる。

【初候 8/23日】綿の花しべ開く(わたのはなしべひらく)

【次候 8/28日】天地始めて寒し(てんちはじめてさむし)

【末候 9/2日】禾 すなわちみのる (こくもの すなわちみのる)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「青柿」「桔梗」「藤袴」「稲妻」「忍草」「芙蓉」「老茄子」「蝉の衣」「酸漿・ほおずき」「撫子」などがあります。

季語は、「残暑」、「新涼」、「盆の月」、「天の川」、「星月夜」、「初嵐」、「萩の声」、「流星」、「稲妻」、「中元」、「燈籠」、「踊」、「花火」、「門茶」、「新豆腐」、「蜩」、「法師蝉」、「蜻蛉」、「残る蛍」「桐一葉」などです。

「河童の恋する宿や夏の月」 与謝蕪村

「茶筅さらさらと 立てる音聞けば 涼しさや夏ぬ 暑さ忘いて」 宜野湾王子 朝 祥 『琉歌』

沖縄に茶道がもたらされたのは17世紀。堺の僧、喜安による。この歌は、茶筅の音の中に清涼の境地を見出した一首で、いかにも上流階層の人々に好まれた茶の教養がよく表れているといわれています。

2009年9月 長月・白露・重陽

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彼岸花が、咲き始める季節です。

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2013年10月 神無月・神去月

十月は、名残の季節です。従ってお茶の取り合わせも殊更、侘びた風情を求めるようになります。この季節には、残念物が活されてきます。

この時期には、物をいとおしむ心を銘に表す数寄者の極意を映し出したお道具がたくさんあります。お道具の銘のいわれに気をつけてみることも、面白いことですね。

「茶掛」は、「落花随流水・らっかりゅうすいにしたがう」という言葉があります。

「だんだん」は、出雲地方の言葉で「ありがとう」ということです。出雲とえば、松江。松江といえば、松平不昧公のお膝元です。

松平不昧公は、臨済宗大徳寺派の天真寺の住持であった大嶺和尚について禅の修行をされました。不昧公の和歌の中に、「散るは浮き 散らぬは沈む もみじ葉の陰は高雄の山川の水」とあります。

枝を離れ落ちたもみじ葉は、流水に従い流れていき、枝を離れていないもみじ葉は、影を水底に映したままです。ともに、無心にそのままの流れにそっている姿が見えてきますね。

ゆく秋をしのびつつ「落花流水に随う」という心を感じてみたいものです。

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大津・真野川では、コスモスが咲き始めました。

二十四節気(七十二候)

【秋分 9/23日】陰陽の中分となれば也(暦便覧)暑い日は減り、代わりに冷気を感じる日が増える。昼と夜の長さがほぼ、同じになることで、この日は秋彼岸の中日である。秋の七草が咲きそろう頃である。

【末候 10/3日】水 始めて涸る(みず、はじめてかる)

【寒露 10/8日】陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也(暦便覧) 冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。稲刈りもそろそろ終わる時期である。

【初候 10/8日】雁来る(がん くる)

【次候 10/13日】菊花開く(きっか ひらく)

【末候 10/18日】蟋蟀戸にあり(きりぎりす とにあり)

【霜降 10/23日】つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也(暦便覧) 北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。野の花の数は減り始める、代わって山を紅葉が飾る頃である。

【初候 10/23日】霜始めて降る(しも はじめてふる)

【次候 10/28日】小雨時々降る(こさめ ときどきふる)

【末候 11/2日】紅葉蔦黄ばむ(もみじつた きばむ)


七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「秋扇」「柿の蔕」「包柿」「秋の空」「菊花」「浜荻・はまおぎ」「秋山」「菊月」「振鼓」「秋夜」「西条柿」「夜長」などがあります。

季語は、「稍寒・ややさむ」、「朝寒」、「龍田姫」、「後の月」、「金風」、「雁渡し」、「霧」、「露時雨」、「砧」、「新酒」、「障子洗う」、「勝栗作る」、「鶉・うずら」、「鴫・しぎ」、「山雀・やまがら」、「小鳥網」、「囮・おとり」、「紅葉」、「山粧う」「苔紅葉」「銀杏落ち葉」などです。

「おもしろう松笠もえよ薄月夜」 服部土芳 『猿蓑』

服部土芳は、師の松尾芭蕉を家に招いたときに、詠んだ詩です。風雅の人、芭蕉をお迎えするときに、ほのかに月光がある夜に、庭先に落ちている松笠を薄月夜の中で燃やすという趣向に苦心する豊かな心が見えます。

「九月の歳時記」

2014年11月  霜月・霜降月

十一月は、秋の名残も過ぎて、茶席では風炉から炉へと道具組が改まってまいります。炉開きに続いて、口切と茶家にとって大きな行事が目白押しです。

旧暦十月の亥の日に開炉の行事があり、その日は、「亥の子餅」を食べて無事息災、子孫繁栄を願って祝います。

「茶掛」は、「一葉落知天下秋・いちようおちて てんかのあきをしる」という言葉があります。

四季の移り変わりに茶の世界では、季節感を先取りしながら、客に対するもてなしの仕方に心をよせます。                   

夏の間は、蔭涼となって、暑さを和らげてくれた大樹の葉が、一葉、一葉と離れていくさまは、いよいよ年の暮れも近くなってきたことを感じさせてくれます。

また、この一葉が無心に散っていくさまは、己れ自身を燃やして生きる人間本来の姿を目覚めさせるかのようです。

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湖東三山・金剛輪寺

【十一月の行事】

11月1日〜3日 おのみち ベッチャー祭り 

町の中を「ベタ」「ソバ」「ショーキー」という3体の鬼達が竹の棒を持ち、人々の体を叩いたり突いたりしながら練り歩く珍しいお祭りです。この日一日は街中から子ども達の泣き声が止むことがありません。

二十四節気(七十二候)

【霜降 10/23日】つゆが陰気に結ばれて、霜となりて降るゆへ也(暦便覧) 北国や山間部では、霜が降りて朝には草木が白く化粧をする頃。野の花の数は減り始める、代わって山を紅葉が飾る頃である。

【初候 10/23日】霜始めて降る(しも はじめてふる)

【次候 10/28日】小雨時々降る(こさめ ときどきふる)

【末候 11/2日】紅葉蔦黄ばむ(もみじつた きばむ)

【立冬 11/7日】冬の気立ち初めていよいよ冷ゆれば也(暦便覧) この日から立春の前日までが冬。日は短くなり時雨が降る季節。北国や高山からは初雪の知らせも届き、関東では空っ風が吹く頃。

【初候 11/7日】椿開き始む(つばき ひらきはじむ) 

【次候 11/12日】地始めて凍る(ち はじめてこおる)

【末候 11/17日】金盞花香ばし(きんせんか こうばし)

【小雪 11/22日】冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧) 陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。

【初候 11/22日】虹隠れて見えず(にじ かくれてみえず)

【次候 11/27日】北風木の葉を払う(きたかぜ このはをはらう)

【末候 12/2日】橘はじめて黄ばむ(たちばな はじめてきばむ)


七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「末枯・うらがれ」「霜夜」「初時雨」「小倉山」「龍田」「初霜」「田面・たづら」「峰の紅葉」「鳥羽田・とばた」「紅葉」「子の子餅」「夕紅葉」などがあります。

季語は、「霜夜・しもよ」、「木枯」、「初時雨」、「時雨」、「冬構」、「夷講」、「炭」、「炭竈・すみがま」、「炉蓋」、「火鉢」、「手あぶり」、「笹鳴」、「帰り花」、「敷松葉」、「鶴渡る」、「冬紅葉」、「銀杏散る」、「麦蒔」、「茶の花」などです。

「み吉野の山かき曇り雪降れば ふもとの里はうちしぐれつつ」 俊恵 『新古今和歌集』

俊恵は、有名な歌人・源俊頼(みなもと・としより)を父に持つ歌人である。この作は、俊恵の自信作であり、花で有名な吉野を墨絵のような大景で浮かび上がらせ、曇り空と雪、時雨でつつむと、風景の寂寥感の深さは底知れないと、言われている。

「十月の歳時記」

2014年12月 師走月・極月

十二月は、何かと行事の多い月で心せわしい月です。二十四節季の「大雪」が過ぎると、13日の事始め、赤穂浪士の義士祭り、浅草羽子板市、冬至のゆず湯、23日は天皇陛下誕生日、24・25日は、クリスマスと、茶趣に沿ったお茶会が開かれます。

13日の事始めは京阪神地方の風習で、この日から新年を迎える用意を始め、芸能方面や商家、茶の湯の方でも弟子や別家、出入りの人々は主方へ鏡餅を持参して祝儀を述べます。贈られたほうでは、鏡餅をひな壇に飾って多幸を祝福します。

「茶掛」は、「光蔭如箭・こういんやのごとし」という言葉があります。

「光」とは、日のことで、「蔭」とは月ということでありますから、月日ということになります。また、箭の如しというこは弓から放たれた矢ということで、歳月の過ぎていくことの早いことをいいます。

禅語の中に、「看々朧月尽・みよみよろうげつつく」と言って、さあ12月だ。ぐずぐずしていると年が明けるぞと、修行僧を叱咤します。大燈国師は、「雑用心することなかれ」と、言います。

いらぬことをつべこべ考えるな。おのれの足下をみよ。真実の己を見逃してはならぬと、求道者を戒めました。

ゆく年を惜しむだけではなく、この一年を静かに顧みて確かめたいものです。

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洛北 圓光寺 ちり紅葉


12月22日 冬至

昼間の時間がもっとも短い日で、この日を境にまた日が長くなってくることから、「一陽来復」と、言います。

冬至には、南瓜を食べたり、柚子を浮かべた風呂に入る風習があり、万病を防ぐと言います。
                               
12月25日は、北野天満宮 終い天神

12月31日〜1月1日 除夜釜 おけら参り 除夜の鐘 

茶家では一年を振り返り、大年を送るために除夜釜が懸けられます。道具は、新春に用いた干支や勅題のものを使い始めとし、除夜の鐘がなる頃には、炉中の火に灰をかぶせ、埋火とし、元旦の大福茶の下火とします。

二十四節気(七十二候)

【小雪 11/22日】冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧) 陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなる季節。木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始める頃。

【初候 11/22日】虹隠れて見えず(にじ かくれてみえず)

【次候 11/27日】北風木の葉を払う(きたかぜ このはをはらう)

【末候 12/2日】橘はじめて黄ばむ(たちばな はじめてきばむ)

【大雪】 たいせつ 12月7日 「雪いよいよ降り重ねる折からなれば也」(暦便覧) 朝夕には池や川に氷を見るようになる。大地の霜柱を踏むのもこの頃から。山々は雪の衣を纏って冬の姿となる頃。 

【初候 12/7日】  空寒く冬となる(そらさむく、ふゆとなる)

【次候 12/12日】 熊穴にこもる(くま、あなにこもる) 

【末候 12/17日】 鮭魚群がる(さけうお、むらがる)

【冬至】 とうじ 12月22日「日南の限りを行て日の短きの至りなれば也」(暦便覧) 一年中で最も夜の長い日。この日より日が伸び始めることから、古くはこの日を年の始点と考えられた。冬至南瓜や柚湯の慣習が残る日。

【初候 12/22】冬生じ夏枯る(ふゆしょうじ、なつかる)

【次候 12/27】鹿角おつる(しか、つのおつる)

【末候 2015/1/1】雪下りて麦のびる(ゆきおりて、むぎのびる)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「埋火・うずみび」「除夜」「千鳥」「落葉」「節季」「白雁」「木守・きまもり」「水仙」「冬枯」「月迫・げっぱく」「鷹」「都鳥」などがあります。

季語は、「年の内・としのうち」、「年の暮・としのくれ」、「寒月」、「霰・あられ」、「霙・みぞれ」、「初雪」、「氷柱・つらら」、「枯野」、「茶筅売り」、「寒灯」、「煤払」、「紙子」、「頭巾」、「蒲団」、「水鳥」、「千鳥」、「室咲」、「雪折」、「枇杷の花」「大年」「除夜の鐘」などです。

「さびしさに堪へたる人のまたもあれないほり並べむ冬の山里」 西行 『新古今和歌集』

「芭蕉去つてそののちいまだ年くれず」

与謝蕪村『年末の弁』

「十一月の歳時記」

2013年1月 睦月・祝月

【下鴨神社・蹴鞠初】

古都・京都では、飛鳥時代に伝わった伝統行事が脈々と受け継がれています。・・(Photo by  松風)→もっと、ご覧になりたい方はリンク先の「京・壷螺暮」から入ることができます。

世界で働く企業戦士の皆様に、日本の心を送ります。

 結び柳とは、初釜の床飾りで、柳の枝をたわめ曲げて輪に結び、床の柳釘などに掛けた青竹などの花入から長く垂らしたものです。                                昔の中国では人と別れるとき、送る者と送られる者が、双方柳の枝を持って、柳の枝と枝を結び合わせて別れる風習がありました。柳枝を結ぶとは、曲げて輪にすることをいい、これは柳の枝がしなやかでよく曲がるので輪とし、無事に回転して帰るように旅中の平安を祈る意をふくませたものと伝わっています。 この故事から、利休が送別の花として「鶴一声胡銅鶴首花瓶(つるのひとこえこどうつるくびかへい)」に柳を結んで入れたのが,茶席で用いられた最初ではないかといわれます。 

京都の歳時記   

正月元旦は、宗家では若水を汲んで大福茶から始まります。大晦日の夜に埋火にした火種を元旦の未明に掘りおこし、大福茶(抹茶)をいただきます。このときの菓子は、小梅と結び昆布で、京都の一般家庭でも元旦に飲む煎茶の中に、小梅と昆布を入れて大福茶と称していただきます。(大福茶は、地方、地方によって、その内容が変わるようです。)            

大福(皇服=大服)茶は、千年余り昔の村上天皇の時代の故事によるものです。そのころの京都では疫病が流行り、天皇は空也上人に病魔退散を命じました。空也上人は、茶の中に梅干しと昆布を入れ、煎じて人々に振る舞い病魔を鎮めました。

元旦まだ明けやらぬ暗い中で寒さに身が引き締まり緊張する一時、短けいの灯りだけで執り行われる行事は、一般には公開されないだけに尊いものが感じられます。

大福茶の荘厳さに比べて、明るく華やいだ気持ちで行われるのが点初め(たてぞめ)すなわち初釜です。点初めのお道具は、陽の気を受け一陽来復を願って、年の初めを祝うという取り合わせが大事です。

床にかける軸は、「春入千林処所鶯」(はるいるせんりんしょしょうぐいす)・「松樹千年翠」(しょうじゅせんねんのみどり)・「福寿海無量」(ふくじゅかいむりょう)・「蓬莱不老仙」(ほうらいのふろうせん)・「相逢共賀萬年慶」(あいおうてともにがすまんねんのよろこび)・「天下第一峰」(てんかだいいちほう)干支の画賛などが好まれます。

香合は、干支の香合がよく用いられますが、「ぶりぶり香合」もお正月らしいですね。

二十四節気(七十二候)

【冬至】 とうじ 12月21日「日南の限りを行て日の短きの至りなれば也」(暦便覧) 一年中で最も夜の長い日。この日より日が伸び始めることから、古くはこの日を年の始点と考えられた。冬至南瓜や柚湯の慣習が残る日。

【冬至・末候 2011年12月31日】 雪下りて麦のびる。(ゆきおりて、むぎのびる)

【小寒】冬至より一陽起こるが故に陰気に逆らう故、益々冷る也(暦便覧)この日は寒の入り、これから節分までの期間が「寒」である。寒さは、これからが本番。池や川の氷も厚みをます頃である。

【初候  1/5日】芹乃ち栄う。(せり、すなわちさかう)

【次候 1/10日】泉水温をふくむ。(しみず、あたたかをふくむ)

【末候 1/15日】雉始めてなく。(きじ、はじめてなく)

【大寒 1/20日】冷ゆることの到りて甚だしきときなれば也(暦便覧)一年で一番寒さの厳しい頃。逆の見方をすれば、これからは暖かくなるということである。春は、目前である。

【初候 1/20日】蕗のとう花咲く。(ふきのとう、はなさく)

【次候 1/25日】水沢あつく堅し。(みずさわ、あつくかたし)

【末候 1/30日】鶏とやにつく。(にわとり、とやにつく)

【立春 2/4日】春の気をたつを以て也(暦便覧)この日から立夏の前日までが春。まだ寒さの厳しい時期ではあるが、日脚は、除々に伸び、九州や太平洋側のあたたかい地方では梅が咲き始める。

【初候 2/4日】東風凍を解く。(はるかぜ、こおりをとく)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

能楽は、「翁」をみることで初春を寿ぐ気分になれます。「翁は能にして能にあらず」とも言われ、他の曲とは別格に扱われ神聖視され、謡曲としての詞章は「神歌」と呼ばれています。

銘は、「翁」「神楽」「慶雲」「瑞雲」「松竹梅」「福の神」「初音」「蓬莱」「千歳」「吉兆」「宝船」「不二」などがあります。

季語は、銘と重なる言葉が多いのですが、「人日」(じんじつ・七草粥)「御降」(おさがり・お正月に振る雨のこと)「初削」「嫁が君」(正月の鼠の祝い言葉)、「風花」「日脚伸ぶ」などがあります。

「日の春をさすがに鶴の歩み哉」 室井其角

「御降りや定まり灯る神の燭・おさがりや定まり灯る神のしょく」中西藻城『花をへし』

「十二月の歳時記」

2013年3月 弥生・長閑

(冬に咲くようやく、菜の花が満開になりました)

京都の歳時記   

三月を迎えると釣釜の茶趣とともに、「上巳の節句」である雛祭の取り合わせで一会を工夫していただきます。                  

さらに、お茶の世界では大切な行事のである「利休忌」によせて、利休居士にちなむ掛け物に菜の花を供えて茶聖の道徳を偲びます。お稽古の時も、どこかで利休居士を偲ぶお道具を取り入れたいですね。

追善として、「茶カブキ」「回り花」などをすることは、日頃の修練を試し発揮する良い機会となりますね。

この月から多く釣釜となり、広間では鎖を、小間では竹の自在(じさい)を、天井の蛭釘(ひるくぎ)から下げて、それに釜を釣ります。釣る釜なので、釜の形は、筒型、棗型、鶴首、車軸といった細長い目の釜が好まれます。釣釜では五徳(ごとく)を使用しないのが約束ですので、その代わりに五徳の蓋置を用いることが多いようです。

「茶掛」は「桃花笑春風・とうかしゅんぷうにわらう」・・・桃の花をみていると春への無限の可能性を感じ、心までがふくらんでくるようです。人間の心を和やかに、そして陶酔させてくれるのも理想郷である場所を桃源郷というように桃の花です。桃の花が開き、暖かい春風を受けてほほえんでいる様子を思い浮かべながら一椀を味わうこともいいですね。

「桃花微笑春・とうかはるにほほえむ」・・・中国の唐の時代に霊雲和尚様という方がいらっしゃいました。和尚様は桃の花が開のをみて大悟されたというお話があります。三月は、「雛の節句」と言われ、桃の花が無心にほほえむ姿と、幼い女児が無心に雛壇のもとでほほえんでいる姿は、「童心は祖心に通ず」ということを思い起こさせてくれますね。微笑の心が伝わってくるようです。

東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)は、天平勝宝4年(752)、東大寺開山良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟、実忠和尚(じっちゅうかしょう)によってはじめられたと伝えられます。以来一度も途絶えることなく続けられ、平成13年(2001)には1250回を数えました。この法会は、現在では3月1日より2週間にわたって行われています。15日が、満行です。

3/2日は、若狭・小浜の遠敷(おにゆう)明神をお祀りする神宮寺のお水送りです。これは、東大寺二月堂で3月13日未明から行われるお水取りの水が、遠く若狭の遠敷(おにゆう)川の鵜の瀬から浄められた香水が地下を通って、二月堂のほとり良弁杉(ろうべんすぎ)のもとの若狭井へ送られるという伝説にもとづき行われる。この水がはるばる二月堂のお水取りの行事に繋がり、このお水取りがすむと若狭にも春がやってくると言われています。

3/3日は、京都・下鴨神社で「流し雛」が行われます。上巳の節句(じょうしのせっく)ともいい、桃の節句、重三(ちょうさん)ともいう。昔、上巳の日に形代を作って、祓いを行ったことがいつしか雛祭りとなり、宮中や貴族の遊びとなり、室町時代から雛人形を作り、江戸時代に入ってからは、女児を持つ家では必ずこれを行うまで盛んになりました。

3/9日は、京都・貴船神社で「雨乞い祭り」が行われます。

3/12日は、奈良の「お水取り」が行われます。奈良・東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)の一つです。この日、篭松明の盛んな行法が終わって深更の2時、大松明に続いて咒師(じゅし)を先頭に練行衆が手松明、法螺貝、金剛鈴、牛王杖を持って良弁杉のもとにある閼伽井(あかい)屋の御香水を汲み取り本堂に運びます。この夜、童子が回廊で振り返す大松明の火の粉を浴びると厄よけになるとされています。御香水をいただけば諸病諸厄が四散すると言われています。関西では、お水取りがすむと春がやってくると言われています。


3/13日から京都・法輪寺で十三参りが行われます。十三歳の子供が知恵を授かりにいきます。(〜5/13日まで)奈良・春日大社では、「春日祭」が行われます。春日大社は、藤原氏の氏神です。京都の賀茂神社、石清水神社とともに三勅祭として古い伝統を保っています。

3/14〜3/16日まで、京都・東福寺、泉涌寺で「涅槃会」、「涅槃図」の公開があります。釈迦牟尼の入滅したのは旧暦の2月15日と言われますが、これを新暦に改め月遅れにした涅槃会の法要が各寺で営まれています。京都の東福寺・泉涌寺では、日本でも最大級の大きさの「涅槃会」がご開帳されます。

3/15日は、京都・嵯峨の清涼寺釈迦堂では、釈迦入滅の日にあたって、大柱松明に火を点じます。「嵯峨のお松明」です。豊作の様子や米相場の動きを占うとされています。

3/21日は、京都・東寺の弘法市が行われます。

春分の日を前後3日間は、春の彼岸会が各地で行われます。春分を中日とする7日間の仏事供養です。彼岸は煩悩の此岸(しがん)を離れて涅槃の世界に到達することで、太陽が真西に沈む春分・秋分の日を選んで、人々に仏様の所在を示すと言われています。3月17日が彼岸の入りです。お墓参りをしてご先祖様を供養いたしましょう。彼岸団子とぼたもちを作って仏様にお供えいたします。
3/25日は、北野天満宮で「天神市」行われます。

3/27日または28日は、「利休忌」です。利休様は泉州堺にお生まれになり、茶の湯を北向道陳(きたむきどうちん)・武野紹鴎に学び、茶道を集大成された茶聖です。天正19年2月28日に、自刃なさいました。

二十四節気(七十二候)

【雨水 2/19日頃】陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也(暦便覧) 空から降るものが雪から雨に替わる頃、深く積もった雪も融け始める。春一番が吹き、九州南部ではうぐいすの鳴き声が聞こえ始める。

【初候 2/19日】土が潤い起る(つちが、うるおいこおる)

【次候 2/24日】霞始めてたなびく(かすみ、はじめてたなびく)

【末候 2/28日】草木萌え動く(そうもく、もえうごく)

【啓蟄 3/5日】陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出れば也(暦便覧) 啓蟄は冬眠をしていた虫が穴から出てくる頃という意味。実際に虫が活動を始めるのはもう少し先。柳の若芽が芽吹き蕗のとうの花が咲く頃である。

【初候 3/5日】巣籠もりの虫戸を開く(すごもりのむしとをひらく)

【次候 3/10日】桃始めて咲く(もも、はじめてさく)

【末候 3/15日】菜虫蝶と化す(なむし、ちょうとかす)

【春分 3/20日頃】日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧) この日をはさんで前後7日間が彼岸。花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。

【初候 3/20日】 雀始めて巣くう(すずめ、はじめてすくう)               

【次項 3/25日】 桜始めて開く (さくら、はじめてひらく)                        

【末候 3/30日】 雷声を出す(かみなり、こえをだす)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「春霞」「蓬生」「霞」「春雨」「西王母」「侘助」「玉椿」「春山」「弥生」などがあります。

季語は、「桃の節句」「雛」「白酒」「曲水」「鶏合」「東風」「春の川」「春日祭」「お水取り」「涅槃」「苗床」「桑の芽」などがあり、この月は植物の季語が多いです。 うまく使って春らしい温かい句を作られてはいかがでしょうか。

春暁(しゅんぎょう)の波の忘れ藻連れ去る藻  (篠田悌二郎)『馬酔木』       

2013年4月 卯月・暮春・春雷


chabana

 (山科・勧修寺のソメイヨシノ)

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I want to tell the world wonderful of the tea ceremony.

京都の歳時記   

四月を迎えますと、桜前線が北上を始めます。今年は、東京、名古屋、京都と桜の便りが聞こえてまいりますが、尾道は桜が満開になりました。今日も晴れやかなお顔をした桜見物の方が歩いていかれます。

各地の花便りが、華やかに伝えられる四月の初めは、いく春を惜しみ、親しい友人たちと信玄弁当を開いて、花見の宴を催したあと、薄茶の一碗でおもてなしをなさるのもいいですね。                

京都では、平安神宮や二条城で観桜茶会が開かれるように、春の一日、桜を愛でながらお茶をいただく機会が増えてまいります。

四月も後半になると暑さを感じるような日も訪れるので、席中は火の見えないようにとの心遣いをされたお道具に変わってまいります。

桜の花は、茶人たちにも愛されたようで、桜の好みものは多く造られています。桜川釜、染付水指の桜川、京都・高大寺の北政所の御霊屋(みたまや)にある、花筏のデザインは、水指・棗・炉縁などに取り入れられて好まれています。

江戸時代の野々村仁清、乾山をはじめ、幕末の仁阿弥道八、永楽保全および和全などの名工も、こぞって美しい桜の絵のものを作っています。

桜のお茶碗もたくさん揃えております。お問い合わせください。

「茶掛」は「弄花香満衣・はなをろうすればかおりえにみつ」・・・花を扱っている人は、その芳香がいつの間にか自分の衣にしみこむという意ですが、人間はその交わる友人や環境によって品性に影響を受けることになります、という意です。桜の花を愛でながら、一服いただける幸せをかみしめたいものです。

「百華春至為誰開・ひゃくかはるいたってたがためにひらく」この宇宙の営みからみれば、一輪の花などは小さな小さな存在です。その花が咲かなければならないという、自分の使命感を託して、何の執着心もなく無心に咲いているだけなのです。誰のてために咲いている心はなく、だた無心に咲いているのです。道端に咲く、名もない花に気がつかされることも多いですね。

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4/1日〜30日は、京都の春といえば都をどりが上演されます。都をどりといえば祇園甲部の芸妓・舞妓さんが日頃のお稽古の成果を披露する祭典です。

つなぎ団子の提灯の下、「都をどりはぁ〜、よ〜いやさ〜」の掛け声で始まる幕開けは、明治5年に開催された京都博覧会の付博覧として始まった第1回公演から今まで変わらずに続いています。
井上流家元の井上八千代師指導による、あでやかな井上流京舞が最大の見もので、4月のまる1ヶ月を通しての興行です。

上七軒・北野歌舞練場で、「北野をどり」は、4/7日までです。これは、昭和27年の第1回北野をどりの開幕日に倣い、北野天満宮の御縁日「25日」にちなむものです。北野をどりは、平成22年第58回から3月25日の開幕とさせていただきます。

4/8日は、お釈迦様のご生誕をお祝いして、全国各地の寺院で「花祭り」が行われます。

春の御所一般公開は、平成24年4月4日(水)から4月8日(日)までの5日間 です。詳しくは、宮内庁HPをご高覧くださいませ。

4/9日は、二条城で「観桜茶会」が行われます。前売り券は、二条城事務所で取り扱っています。二条城のライト・アップは、4月21日までです。

4/10〜13日は、平安神宮で「紅しだれコンサート」が行われます。栖鳳池を取り巻く55本の紅しだれが満開に咲き誇ります。ライトアップされた幻想的な世界のなかで、コンサートは優雅に繰り広げられます。

第二日曜日(4月14日)は、醍醐寺 太閤花見行列です。

4月14日は、 上賀茂神社で賀茂曲水宴(かもきょくすいのえん)は、寿永元年(1182)に神主重保(しげやす)が行ったことに起源をもつもので、当日は斎王代陪覧の下、当代一流歌人によって和歌が詠まれ、冷泉家時雨亭文庫の方々によって披講されます。

4/13日は、法輪寺で十三参りがあります。13歳の子供さんが知恵を授かるといわれています。

難波より  十三まゐり 十三里 もらひにのほる 智恵もさまざま

本尊虚空蔵菩薩の最もご縁の深い旧3月13日(現在の4月13日)に参詣するのが古くからの慣わしのようです。

4月20日(土)〜5月19日(日) 「花の寺」三室戸寺では、つつじ2万株・シャクナゲ1千株を公開。つつじの規模は近畿では指折りのもので、紫・ピンク・白の花が見事に咲き誇ります。例年はゴールデンウィーク前後に満開になります。

4/21日は、京都・東寺の弘法市が行われます。

4/21日〜29日までは、壬生大念仏会が行われます。「壬生さんのカンデンデン」と、大昔から京の大衆庶民に慕われてきた壬生狂言は、今年も700年の伝統を守り続けながら執り行われます。

4/25日は、北野天満宮の縁日です。

4/29日は、城南宮の「曲水の宴」が行われます。ゆったりと時間が流れる王朝の雅を再現してくださっています。

二十四節気(七十二候)

【春分 3/20日頃】日天の中を行て昼夜等分の時也(暦便覧) この日をはさんで前後7日間が彼岸。花冷えや寒の戻りがあるので暖かいと言っても油断は禁物。昼夜の長さがほぼ同じ頃であり、この後は昼の時間が長くなって行く。                              

【末候 3/30日】 雷声を出す(かみなり、こえをだす)

【清明 4/5日】万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也(暦便覧) 清浄明潔の略。晴れ渡った空には当に清浄明潔という語ふさわしい。地上に目を移せば、百花が咲き競う季節である。

【初候 4/5日】燕来る(つばめ、きたる)

【次候 4/10日】雁水へ帰る(がん、みずへかえる)

【末候 4/15日】虹始めて見る(にじ、はじめてみる)

【穀雨 4/20日】春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧) 田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。

【初候 4/20日】葭始めて生ず(あし、はじめてしょうず)

【次候 4/25日】霜止み苗出ず(しもやみ、なえいず)

【末候 4/30日】牡丹花咲く(ぼたん、はなさく)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「花筏」「桜川」「花曇」「花盗人」「百千鳥」「雲雀」「松の花」「竹の秋」「花の海」などがあります。

季語は、「花祭り(8日)」、「春暖」、「陽春」、「春日」、「春和」、「春粧」、「仲春」、「暮春」、「春眠」、「春風」、「春宵」、「桜」、「朧月」、「青麦」、「藤の花」、「つつじ」、「石楠花」、「花見」、「鳥来月」などです。花の名前などがでてくるようになりました。

「桜花散りぬる風のなごりには 水なき空に波ぞ立ちける」紀貫之『古今集』

「見わたせば天の香具山うねび山 あらそいたてる春霞かな」賀茂真淵『賀茂翁家集』

「たんぽぽや折々さます蝶の夢」 千代女『千代尼句集』

2013年5月 早月・早苗月

西陣・雨宝院 御衣黄桜

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都会で働く企業戦士の皆様に、日本の心を送ります。

京都の歳時記   

五月は、五節句のひとつ 端午の節句があり、立夏を迎え、季節は夏にかわってまいります。

お茶の世界は、「炉」から「風炉」へと変わり、初風炉の季節を迎え心も改まり、茶家の更衣となります。

「八畳に炉畳青し更衣」    浪花

鯉幟が高々と大空を舞い、矢車がまわり、五色の吹き流しが風に舞っています。五色の吹き流しの色は、五行(木火土金水)の神々の色であり、親たちの子供たちが健やかに育ちますようにと神に祈る心をあらわしたものである。

「茶掛」は、「鯉 登龍門・こい りゅうもんをのぼる」・・・これは龍門三級の滝と呼ばれ、中国の河南、黄河の上流に龍門山があります。黄河は昔、よく洪水になることから三段のダムがつくられたといわれています。

毎年、春になるとこの三段のダムを乗り切るために多くの鯉の滝のぼりが始まります。この滝を見事に乗り越えた鯉だけが頭に角がはえて、龍となり天に昇ったという伝説があります。       →「三級浪高魚化龍(さんきゅうなみたこうして うおりゅうとかす)という禅語の言葉も、子供たちの成長を願ってやまない親の心があらわれています。

「薫風先渡小池来・くんぷうまずしょうちをわたりくる」        

薫風というのは、青葉、若葉の香りをただよわせて吹く初夏の風のことです。この季節には、「薫風自南来・薫風南よりきたる」というお軸もよく見受けられますね。池のほとりにたつ柳にも新芽が吹き出て、その間をソヨとくぐりぬけていく風は、なんとも気持が良いものです。その風が、小さな水面に、さざなみを立てて過ぎくる様は、水ぬるむ好季節の趣を深くしてくれるものです。こんなお軸に出合ったら、すがすがしいお席の中で、一盌を喫することができそうですね。

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【五月の行事】

5/1日 八十八夜 立春から八十八日目の日で、この日にお茶を飲むと長生きをするといわれています。


5/1〜5/4日は、千本閻魔堂狂言と、神泉苑狂言が、行われます。狂言は、700年前に円覚上人が一般の人々に念仏の妙理と勧善懲悪因果応報の道理をわかりやすく親しまれながら得られるように工夫して、身振り手振りで説法を始められたものです。


5/3〜5/6日は、京都・蹴上浄水場のツツジの一般公開がはじまります。4600本のつつじが咲き誇ります。

5/5日 五節句の一つ・端午の節句です。菖蒲湯に入ります。競馬の神事が、上賀茂神社で行われます。

5/11日は、尾道・浄土寺で「尾道薪能」が行われます。 


【下鴨神社・葵祭】

5/3日 葵祭りの前儀として、下鴨神社で流鏑馬神事が行われます。下鴨神社は、献香祭、古武道奉納祭、歩射神事、斎王代禊の儀、献茶祭、煎茶祭、献花祭、と神事が続きます。(詳しい日程、時間は、神社にお問い合わせください)

5/12日は、葵祭りのご神体をお迎えする御蔭祭りが行われ、5/15日、京都の三大祭りの一つである賀茂祭り(葵祭り)が行われます。

5/19日(第三日曜日)は、嵐山・車折神社の「三船祭」があります。

5/21日は、東寺の弘法市があります。

5/25日は、北野天満宮で、天神祭があります。

二十四節気(七十二候)

【穀雨 4/20日】春雨降りて百穀を生化すれば也(暦便覧) 田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃。この頃より変りやすい春の天気も安定し日差しも強まる。

【末候 4/30日】牡丹花咲く(ぼたん、はなさく)


【立夏 5/5日頃】夏の立つがゆへ也(暦便覧) この日から立秋の前日までが夏。夏の気配が感じられるようになる。蛙が鳴き始め、筍がはえてくる。


【初候 5/5日】 蛙始めて鳴く(かえる、はじめてなく)               

【次項 5/10日】 みみず出る (みみず、いずる)                        

【末候 5/15日】 筍生ず(たけのこ、しょうず)


【小満 5/21日】万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉茂る(暦便覧) 陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。西日本では走り梅雨が現れる頃。

【初候 5/21日】蚕起きて桑を食う(かいこおきて、くわをくう)

【次候 5/26日】紅花栄う(べにばな、さかう)

【末候 5/31日】麦秋至る(ばくしゅう、いたる)


七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「菖蒲」「蛙」「花菖蒲」「苔志水」「藤浪」「薊」「」「卯の花墻」「玉柏」「山雀」などがあります。

季語は、「立夏」、「小満」、「麦秋」、「夏の月」、「薫風」、「清嵐」、「夏の山」、「夏川」、「泉」、「清水」、「更衣」、「新茶」、「走り茶」、「青簾」、「氷室」、「つ「打ち水」、「鵜飼」、「鹿の子」、「時鳥」「落し文」などです。「落し文」とは、栗、楢、樺、橡などの葉が筒状に巻かれて地上に落ちていることを言います。

「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」よみ人知らず『古今集』

「物思(も)へば沢のほたるもわが身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る」和泉式部『後拾遺集』

「ざぶざぶと白壁洗ふ若葉かな」小林一茶 『七番日記』

20014年6月  水無月

京都の歳時記   

茶道具専門店 茶花 沙羅双樹

(沙羅双樹の花)

六月・水無月は、入梅になり雨が多くなります。この時期に夏まつりが多くなるのは、長雨や湿気で病気の心配から無事を祈ったものと考えられます。

梅雨の時期は、暑い日があったり寒い日があったりして定まらず、この時期に客を招くのは亭主方も気をつかうものです。天気予報を聞きながらの心くばりとなります。

「物音の絶て雨ふるさつきかな」  雪高

「茶掛」は、「雨過青苔湿・あめすぎてせいたいうるおう」という言葉があります。

俳聖といわれる芭蕉は、常陸鹿島の根本寺の佛頂和尚に師事して開眼したといわれています。

ある日、佛頂和尚が門人の六祖五兵衛と連れ立ち、深川の芭蕉の庵を訪ねます。五兵衛は、庭が荒れ果てているのを見て、到着するなり「閑庭草木裏の佛法」と真っ向から問いかけます。

芭蕉は、すかさず「葉々。大底は大、小底は小」と答えます。 大きな葉々は大きく垂れ下がり、小さな葉々は小さく重なり合っている。あるがままの自然の美こそが美学なのです。」と、あざやかにこたえられました。

するとそばにいた佛頂和尚も問います。「今日の事 そもさん」。「今日ただ今のことは一体どうなのか」と、何かよいことでもあったのかと問われました。

すると芭蕉は、「雨過ぎて青苔湿おう」雨のあとのぬれた苔をご覧ください。色は、真っ青で、心身共に染めてしまうほどの、この現実こそが全てで、美しく、けだかく、生々しく展開されています。

芭蕉の深くこの世界を眺めていく精神を学びたいものです。

二十四節気(七十二候)

【小満 5/21日】万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉茂る(暦便覧) 陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。西日本では走り梅雨が現れる頃。

【初候 5/21日】蚕起きて桑を食う(かいこおきて、くわをくう)

【次候 5/26日】紅花栄う(べにばな、さかう)

【末候 5/31日】麦秋至る(ばくしゅう、いたる)

【芒種 6/6日】芒(のぎ)ある穀類、稼種する時也(暦便覧)  稲の穂先のように芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃という意味であるが、現在の種まきは大分早まっている。西日本では梅雨に入る頃。

【初候  6/6日】蟷螂生ず。(かまきりしょうず)

【次候 6/11日】腐草蛍となる。(ふそうほたるとなる)

【末候 6/16日】梅の実黄ばむ(うめのみ、きばむ)

【夏至 6/21日】陽熱至極しまた、日の長きのいたりなるを以て也(暦便覧) 一年中で一番昼が長い時期であるが、日本の大部分は梅雨の時期であり、あまり実感されない。花しょうぶや紫陽花などの雨の似合う花が咲く季節である

【初候 6/21日】乃東枯る(だいとう、かる)

【次候 6/27日】菖蒲花咲く(しょうぶはなさく)

【末候  7/2日】半夏生ず(はんげ、しょうず)

七十二候は中国で生まれたものですが、日本に伝わってから気候の違いや日本に生息しない動植物などの名前を入れ替えるなど、時代や編者により多くの版があり、どれが正しいとは言えないのが現状です。
 上記は明治時代の伊勢神宮略本暦に記載されたものです。

銘は、「芦」「夏衣」「雨雲」「河菜草」「虹」「雨漏」「腰蓑」「花橘」「五月雨」「真菰」などがあります。

季語は、「芒種」、「夏至」、「梅雨」、「五月雨」、「五月晴れ」、「涼し」、「夏の朝」、「夏の夕」、「青田」、「雷」、「夏野」、「滝」、「短夜・みじかよ」、「夏の海」、「安吾・あんご」、「川床」、「雨蛙」、「冷酒」、「ギヤマン」「夏座敷」などです。「夏木立」とは、青葉若葉がさかんな木立のさまのことです。

「おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな」 松尾芭蕉『嚝野・あらの』

「さみだれや淀の小橋は水行燈」 井原西鶴 (自画賛)

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