八月の着物のお約束
着物は8月になりますと「薄物」「浴衣」の時期になります。
(絽綴れの刺し子袋帯)
8月の着物は、[絽」「紗」「上布」がよろしいようです。暑くなってきますので「薄物」「浴衣」が、着やすいですね。長襦袢も、「絽」「麻」「紗」の白で、帯は「紗帯」「麻帯」(麻の着物)「羅帯」がいいでしょう。
半衿は、「絽」「麻」「紗」で、帯揚げ「.絽」「紋紗」の無地で、高麗組などの夏ものなどがよろしいようです。
履物は夏らしいパナマでも、エナメルの白が良いようです。
写真の帯は、薄く紗で透かし織りを入れ、刺し子のようふっくらと、麻の葉などの紋様が入り、さりげなく、穏やかな夏情緒を感じさせてくれます。
袋帯なので、目上の方が多いような場面でも、きちんとした感じでお召しいただけます。
小千谷ちぢみや夏織物、また気軽な絽小紋や、高級浴衣などにあわせて、こだわりの着こなしをお楽しみくださいませ。