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第四回 「尾道ヨミガタリの会」

【日時】2008年9月3日(水) 午後7時から9時 尾道まちかど文学館

【参加者】9名    【課題】『人生賦』

   

「尾道ヨミガタリの会」も、早いもので第四回を迎えることになりました。月一度の活動ですが、一冊の本を一緒に声を出して読むということで、林 芙美子さんの世界を共有しています。

尾道大学文学部を卒業した若い女性二人。現役の商店街の店主。子育てが終わりかけた専業主婦。70歳以上の、読書好きな方々。「通常であれば、このような組み合わせは珍しいのでは?」と、心を開いて笑い話の花が咲くのでした。

一人、一人、読み方の速さ、声の張り、はたまたアクセントまで異なってきます。「それが楽しいね。みんな上手であれば、参加できないね。」と、語りながら、一方では、「アナウンサーの人の朗読は素晴らしかったね。また聞きたいね。どれだけの訓練が必要なのかしら。アクセントもなおして、欲しいね」と、積極的な意見も出てきました。

「皆さんで作る会です。これからどうしましょう。」と、いう案にも、たくさんの活動の芽が育っています。

「声を出して、本を読むことが、とても楽しい。小学校時代には、緊張をして読めなかったけれど、今は、自分のペースで読むことができる。それだけ、成長したのでしょうか」(商店主・女性)

「夜、外へ出て、皆さんと話をすることもありませんでした。今日は、本当に幸せです。」(四十代・主婦)

二十代の若い人が、林 芙美子さんを読んでどうなのか。ここが知りたいところです。

二人は、尾道大学文学部の学生なので、文学に親しまれています。なので、現代の小説よりは、読みやすいといわれます。林 芙美子さんが自分たちの年代で、これだけの文章を書かれることに素直に驚かれている姿が、印象的でした。

七十代の年配の方は、「うまいねぇ。ひしひしと、つらさが伝わってくる。」と、読み終えたあとに、ポツリと言われました。

それから、堰を切ったように、皆さん、口ぐちに、芙美子さんに対する思いを述べました。家族の経済的な負担が彼女一人にのしかかってくる。それをまた、やりとげる力がある彼女であるから、次の重圧がやってくる。それを跳ね返さずにはいられない強さ。たくましさ。それをカラリと表現するところが彼女が愛されたゆえんではないのかと、感じました。

林 芙美子さんは、尾道の宝です。

第五回 尾道ヨミガタリの会は、10月1日(水)PM:19:00〜21:00です。次回は、林 芙美子さんの『田舎言葉』を読みます。

参加希望者の方は、 尾道本通り一番街商店街 藤原茶舗まで連絡をください。 筺0848-22-4815 です。

 

この活動は、文化庁の市民からの文化力に登録されています。

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